こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
2020/3/9にアメリカ市場が大暴落、初めてのサーキットブレーカーが発動。投資家でなくても、株価の暴落に大騒ぎの一日でした。
投資初心者はほとんどリスク資産を持っていないので、手持ちの現金をマーケットに投下すべきか悩む人が多かった印象です。
でも待ってください。投資をはじめたばかりなのに、今が底値だと当てられる訳ないです。
日本人の給与がリーマンショック直後に何%下がったか知っていますか?
コロナショック後にあなたの年収も大暴落する可能性があります!過去にどれくらい下がったのか確認しておく必要がありますね。
暴落時のべきべからず集を詳しく解説していきます!
初心者は暴落時に買い増ししないで!
暴落相場は「株のバーゲンセール」と呼ばれます。初心者がやりがちだけど、やってはいけないことが2つあります。
投資信託の買い増しはギリギリアウトです。まぁ知識がある人がやる分には許しましょう。ただし、先にやるべきことが他にあります。
個別株を買うのは絶対ダメです。個別株を買って良いのは、類まれなるラッキーマンか尋常ではない分析を積み重ねた猛者だけです。ポッとでの初心者は、次回のバーゲンセールまでに勉強しましょう。
誰のためのバーゲンセールか?
そもそも「バーゲンセール」という表現は、一言足りません。
「投資経験者にとっては、株のバーゲンセール」
というのが正しい表現です。
だって、投資の初心者に相場が底値かどうかなんて判断できないんです。確かに昨日よりは安く買えるでしょうが、でも決算月の出血大サービスが待ってるかもしれません。
初心者だと思うなら、今回の経験を糧に、次回のバーゲンセールへの戦略を考えてください。
リーマンショックでは年収が8%下落した
コロナショックはその名前の通り、リーマンショックと比べられることが多いです。
公園に年越し派遣村ができるような大不況に見舞われました。当時の年収を厚生省の民間給与実態統計調査から見てみましょう。
なんと、2008年に端を発したリーマンショックは衝撃的なくらい影響を及ぼしました。
- 賃金が2年で8%も下落
- リーマンショック以前の水準に戻るまでに10年以上
今回のコロナショックがリーマンショックと同じになるかは誰にもわかりません。
1つだけ確実なのは、最悪の想定ができてるか確認しておくべきってことです。
生活防衛資金の見直しが急務
早急にやるべきことは1つです。生活防衛資金が想定どおりの金額だけ確保できているか?の確認。
具体的には、貯金の見直しです。
大暴落時は金融資産は驚くべきスピードで目減りします。狼狽売りはしないつもりでも、給料が減ってしまったり、最悪の場合はリストラされると現金が必要になります。
本人のメンタルがどれだけ強くても、衣食住のために安く売る必要が生じてしまいます。コレを、見誤ると本当に悲惨です。
そんなときに現金をある程度確保できていれば、相場が戻るまで耐える選択肢を持てますよね。
生活防衛資金の確保は投資のエチケットとも言えます。
生活防衛資金はいくら確保すべき?
個人によって変わるのでなんとも言えませんが、生活費3ヶ月〜2年分と言われます。
例えば、、「20代 生活費」でググると、エネチェンジの記事がトップでした。
- 都内の家賃:6.5万円
- 家賃以外:13万円
都内一人暮らしだと20万円くらいかかるようです。
期間 | 金額 |
---|---|
3ヶ月分 | 60万円 |
1年分 | 240万円 |
2年分 | 480万円 |
あれ、結構きついですね。。
3ヶ月分でいい人
実家が近くて頼れるならいいかも
社会人なら、60万円の貯金は最低確保しましょう。
ただし、リストラ時はそれでも全く足りないので、実家に戻る覚悟も必要になりそうです。
1年分でいい人
普通の会社員なら1年分でもいけるかも
240万円あれば、リストラ後の転職活動も頑張れる印象が持てます。ただし、不況時には良い条件での転職は非常に難しいです。家賃を下げるなど、生活水準を落とすことも検討すべきかもしれませんね。
ちなみに、私は1年分確保しています。幸運なことに実家が近いので、この金額で充分いけると見込んでいます。
2年分あるべきな人
セミリタイアしてる、フリーランスなら2年分は絶対に必要!
正直、、480万円も貯金を貯めれるのはすごいしか言えないですね。。このレベルを狙えるのは「年収が高い」「すでに資産運用で成功してる」のいずれかです。
この記事の想定読者じゃないのでコメントもしません!笑
絶対に投資信託の買い増しはしちゃダメなの…?
ここまで読んでくれたなら、、許します。笑
投資は個人の責任の範囲内でやるものです。
適切な余裕資金を確保してくれれば、購入するのはアリです。
正直に言えば、こんな貴重な暴落の機会はめったに経験できません。タイミング投資ごっこをするのは、60年続く投資人生で大きな糧になります。適切な範囲でチャレンジするのは止めませんよ。笑
いかがでしたか?
職業柄、毎日リアルタイムで株価をチェックしています。でも全く読めません。笑
ほとんどの銘柄が滝のように下がってるのに、ジーンズメイトがバク上げしてて悟りました。
相場を読むのむずすぎ!!笑
みなさんも相当な訓練を積んだなら投資行動に走っても良いですが、まずは現金のチェックから始めてください。
その上で、余裕資金での購入をおすすめします。
私が経験した過去の暴落について、恥ずかしいけど話してみました。笑
「落ちたナイフを拾うな」とは有名な格言です。「暴落を見極めるのは難しいため、反発するまでは買い控えよ」というウォール街からのアドバイスを解釈してみました。
「自分の生活費いくらだっけ…?」な家計簿つけられないマンにおすすめなのは、意外と簡単なバランスシート作成です。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、Twitter(@kinikuse)やFeedly, RSSに登録くださると幸いです。
まさ