首都圏ならカーシェアで充分
自家用車なんて不要ですよ
そう思っていた時期が私にもありました。
でも、
我が家も車購入しました!
悩みに悩みに悩みに悩んで車を買う決断に至りました。同じように悩んでいる人も多いと思うので、我が家が決断に至った4つの整理ポイントをご紹介します。
我が家が車の購入を決断できた理由
自動車は人生の5大支出に数えられる大きな買い物です。車体を買うだけで数百万、ガソリンや車検などの維持管理にも数百万単位でお金が出ていきます。
簡単に見積もってみると、私が車を所有するには13年で1000万ほど費用がかかりそうでした。
もちろん、車のスペックや居住地によって変わって来ますが、大きな買い物であることには変わりません。
そんな大きな買い物を決断するにあたって、我が家では4つの観点で整理しました。それぞれ見ていきます。
- 必要性の整理
- 資金繰りの整理
- 気持ちの整理
- 必要スペックの整理
車が本当に必要か、利用頻度と状況を整理した
始めに行った「必要性の整理」は妻とよーく議論したポイントです。
最近ではレンタカーだけでなくカーシェアも普及し、首都圏で車を保有する必要性は下がってます。とはいえ「予約しないと使えない」「駐車場が遠い」などデメリットも存在します。
そこで「車の利用頻度」と「使いたい状況」を整理することで、自家用車が本当に必要なのか考えることにしました。
前提:実家の車を借りれるが…
と、その前に我が家の車に関する状況を整理しておきます。
関係の良好な実家が近くにあり、車を借りて旅行に行けてました。近場にスーパーも多く、車がなくても生活は成り立っていたんです。
ただ、普段遣い・旅行・子供の3つの観点で整理し直すと、自家用車があると快適になることがわかりました。
普段遣いができないストレス
最も頻度が高いのが「普段遣い」という状況です。
隣駅まで行けば車を借りることができると言っても、片道30分自転車をこぐ必要がありました。車に全員が乗車するまでに1時間かかります。当然ながら利用後に返却するため、実家の車を借りるたびに本来の用事+2時間かかることになります。
「ちょっと遠くのスーパーに行く」など、普段使いで借りるには重労働です。おのずと行動範囲が限られることがストレスでした
車が使えれば、角上魚類※に行けるのに…と思う回数無限大。
普段遣い用にやっぱり車欲しいですよねー。
スキーや旅行のスケジュール調整が大変
頻度は少なくても、車が必要なのがスキーや旅行です。
そもそも実家でも車は使っているので、スケジュール調整も手間でした。借りる立場なので予定がかぶればずらさざるを得ません。
そもそも実家の車を借りる場合、冬の寒さの中、朝4時から30分自転車を漕いでるのでスキーする体力も奪われます。時間も1時間ロスしてますし。
近所のカーシェア・レンタカーにはスタッドレスが無いので、実家に頼らざるを得ないのは非常にストレスでした。
今は育休中で睡眠時間も体力も余っています。ただ来シーズンは職場復帰している予定。働き始めると予定も組みづらく、1時間でも惜しいので、スキーをするなら自家用車は必要そうです。
子供がいると機動的に動きたい
子供がいる世帯は特に車が欲しくなる状況が多いかもしれません。
我が家では子供がコロナを患った際に一番困りました。郊外の発熱外来では車があることを前提にフローが組まれるのが原因です。
息子のかかりつけ医にも「病院に着いてから診察が終わるまで車の中で待機してください」と言われてしまいました。我が家は持っていなかったので、まだ乳幼児だった息子には冬の屋外で非常に厳しい時間を過ごさせてしまいました。
車さえあれば温かい室内で待たせられるのは大きいです。
他にもぐずりドライブができたり新幹線帰省を避けられたりと、子供がいる家庭に車があると便利なことは非常に多いです。そもそも子供が2人以上での外出は難易度が上がるので車の利用頻度もあがってきそうです。
車を買うお金があるのか、現在と将来の整理
次に整理したのはお金です。
車を買うほどのお金が、現在、そして将来に渡って我が家にあるのか整理しました。
今、資産状況から車を購入できるか整理
我が家が欲しい車は約400万円。かなりの大金を現在の家計から出せるのかどうか確認しました。
我が家では毎月資産状況をエクセルで整理しています。そのデータをもとに考えると、ローンを組まずとも自動車が買えることがわかりました。
将来も車の維持費を払えるか整理
次に整理したのは、将来の維持費を払い続けられる体力が我が家にあるかどうか。
まずは車の維持費をざっくりと見積もりました。子供が中学に上がるまでの13年間利用する前提です。車検費用なども積み立てる計算にすると、毎年50万円弱かかることがわかりました。
この結果を、定期的に見直しているライフプランシミュレーションに反映します。
車やスタッドレスタイヤなど、乗り出し費用として400万を一括購入し、毎年50万弱の維持費を13年間負担する場合の将来のキャッシュフローを確認しました。
こちらも車を13年間所有するだけなら、退職タイミングが少し遅れる程度で大きな影響はないことが分かりました。
大金を払って車を買うべきか気持ちを整理
ここまでで車を買う必要性があり、お金の目処がつくことが分かりました。決断力がある方はもう買っちゃうと思います(笑)
でも私にとっては大事な大事な1000万。人生で1番大きな買い物をするには決断しきれません。
そこで妻とさらにもう一度「なぜ。今車が欲しいのか」深掘りして話し合うことにしました。
- 車があったらできること
- 車がなくて我慢していること
- 借りるのではなく自家用車が欲しい理由
- 第二子を待たずして、今、欲しい理由
20個以上の想いを書き出して、最終的には3つの気持ちから今車を買うという結論に至りました。
“今”が買うべきタイミングだった
必要性の整理でもちらっと記載しましたが、第2子が確定してから車を買ってもいいのでは?という想いが強く残っていました。それでも、“今”購入に踏み切ったのは主に3つの理由からでした。
第2子の妊娠前にペーパードライバーを脱出したい
1つ目はペーパードライバーである妻の運転スキルアップでした。
他人の車だと練習する気にならない人は多いと思います。妻も同じで、妊娠や子育てでゴタゴタする前に運転の練習をしておきたいと言うのは重要でした。
インフレリスクを抱えずに早く買いたい
2つ目はインフレで新車価格が上がるかもしれないなら、数年後でなく今買った方が後悔が少ないでした。
世界情勢は読めずどうなるかは分かりませんが、妻から出てきた「後悔したくない」という発言は最もだと感じました。
質素な生活なんだから車くらい買ってもいいはず
3つ目は普段から質素な生活をしてることが理由です。
我が家は自炊がメインで趣味も限られています。結果的に、周囲と比べると支出が少なめです。いくらお金を貯めても使わなければただのデータです。お金の使い時を重視してるからこそ、車にお金をかけるべきという共通認識を持てました。
どの気持ちも我が家にはとても重要な価値観です。議論を重ねたからこそ、これらの気持ちが出てきた時にはとてもすんなりと「車買おっか」とお互いに納得できたんだと思います。
車購入の決断後に、スペック等をガチ調査
買うと決めたらあとは徹底的な調査です。
このあたりは端折りますが、ネットの情報だけではめちゃムズかった…。カー用品店に相談に行ったり、親友人と話したり、Twitter で相談しました。
専門外のことを調べるのは正直疲れる…。でも、1000万円の買い物は安くないので、ここには入念に時間をかけました。幸い、夫婦育休で時間の融通がきいたので、1週間で納得行く調査ができました。もし働いていたら1ヶ月はかかりそうです。
ディーラーとの商談でも入念な調査が効果を発揮
商談は2回目の試乗後に行いました。試乗中にはお互いに軽いジャブを打ち合っていました。笑
「徹底的に調査してから買いたい」という私の価値観や、各オプションや社外品の価格も調査済みであることをそれとなく伝えてから、具体的な商談に入りました。
最終的には、ディーラーとの商談も上手く進めることができ、相場通りの納得いく値引きも引き出せました。入念な調査が功を奏しました。
ということで、我が家が車を購入するまでに整理した4つのポイントをご紹介しました。
かなり入念に整理したので、たかーーい買い物でも納得できています。入庫が今から楽しみでルンルンです。
なにかの参考になれば幸いです。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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まさ