家計の可視化

キャッシュフロー表で支出を見える化する3ステップ【20代の必須スキル】

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こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

大学生に求められる必須スキルに「キャッシュフロー表の作成」があるのをご存知ですか??​

年齢別に最低限必要な金融リテラシーを金融庁が公表しています。この中で「大学生は将来10年間のライフイベントとキャッシュフローを整理できるべき」と記載されてるんです。

でも、、社会人の友人ですら作ってる人にほとんど会えません(笑)

キャッシュフロー表を作れるようになると、何歳までにいくら貯めるべきかの指針ができるので、お金を貯める力が抜群に向上します。

実は私はアルペンスキーという年間70万かかる趣味があります。そのおかげで大学1年のときから年間予算を立てていました。笑

まさ
まさ

10年間のキャッシュフロー表作成経験を踏まえて
簡単に作成できる3つのステップご紹介します!

現金を見える化するキャッシュフロー表を作成する3ステップ

3つのステップで作成していきます。

まずは、大きな支出を伴うライフイベントを洗い出します。1,000円単位のものを考えると疲れてしまうので、1万円以上など大きな単位で考えるのがポイントです。

次に具体的な支出を調べます。今どきググれば何でもわかります。

最後に支出と収入を整理します。私はエクセルを愛用してます!

もう少し詳しく見ていきましょう!

ライフイベントを洗い出そう!

ライフプランを考えつつ、大きな支出を洗い出していきます。

人生なんて行き当たりばったり!も良いのですが、目指している将来を見える化することは重要です。

自分の目的に合わせて、2つの粒度で考えることをおすすめします

短期ライフプラン(3年以下)

学生のときは、スキーの70万円を捻出するために1年単位で考えていました。

大きな支出を伴うイベントだけ考えればよいはずです。例えば、大学院ではこんな感じでした。

  • 12月以降のスキー代
  • 11月までのサークル費用
  • 卒業旅行で海外スキーに行く費用

社会人になってからも毎年の昇給の時期に整理しています。

長期ライフプラン(10年以上)

社会人になってからは、使えるお金が一気に増加します。学生以上に計画的に支出を捉える必要が出てきます。

ただ、結婚や子供などタイミングが読めないイベントも増えてきます。それでもなんとなーくで良いので、将来の姿を描いておくことが必要でしょう。

また就活が近い大学生も検討すべきです。例えば、「都内で暮らしたい」のであれば非常に多くの収入が必要です。そのことを知らずに普通の賃金の業界に就職すると、思っていた生活ができない可能性が出てきます。

考えるべきライフプランはこのレベルで十分です。

  • 就職後は都内で1人暮らし
  • 3年目くらいで結婚
  • 30歳前に子供産んで、そのうちもう1人
  • 車も買って毎年家族スキーに行きたい
  • 都内に持ち家も欲しい

ライフイベントから金額を調べよう!

1年単位のライフイベントであれば、身近な金額なので自分でもすぐに予想できるはずです。

でも長期ライフプランの場合はあまりイメージできないですよね?そんなときはネットでググればすぐに分かります。

ぐぐってみると、普通に見えるこのプランには高いハードルが3つあります。

  • 都内で持ち家
  • 子供2人
  • 車の維持費

東京23区の戸建ての平均相場を見ると、最も安い足立区で4,000万円〜、港区は1.2億円〜と言われています。「治安を考えて良い場所に住みたい」などを考え始めると、持ち家には6,000万円はかかりそうですね。頭金は1割は必要なので、まず600万円貯める必要があります。(※1)

子育てにもかなりの金額がかかります。公立と私立でかかる教育費が大きく異なります。いずれも1,000万円〜2,500万円もかかってきます。2人育てると2,000〜5,000万円が必要です。(※2)

車も地味にお金がかかります。都内の駐車場代は高いし、税金もかかります。平均的には毎年80万強。10年ごとに300万ほどの車を買い換えるとすると、車を持つと30年で3,300万円必要になりそうですね。(※3)

大きな支出だけでも、子供が大きくなるまでに1.5億円は必要になりそうです。しっかり支払える収入を確保する必要がありそうです。

毎月の生活費も調査

大きな支出の他に毎月の生活費も調べておきましょう

家計簿をつけていれば、先月の生活費を参考にしましょう。

もしつけていなくても、、、2ヶ月前と1ヶ月前の銀行口座の金額を比較してもいいですし、「1人暮らし 生活費」でググっても良いです。

キャッシュフロー表で予算を立てよう!

大きな額の収入や支出を管理するのがキャッシュフロー表です。

1年単位のケースで考えてみます。

それ以上の期間で考える場合もベースは1年単位で考えるだけです。

エクセルでもGoogleDriveでも良いので表計算ソフトで作成できます。

エクセルへの書き方
  1. 毎月の収入を表に記載する
  2. 毎月の生活費も表に記載する
  3. 大きな支出がある月を整理して記載する

具体的なサンプルもご紹介しておきます。

長期キャッシュフローは、ネットでも簡単に作れる!

ここまでキャッシュフロー表の作り方をご紹介してきました。

ただ、、正直10年以上の長期プランを作るのはかなり大変です。。

色々なサイトがありますが、金融庁のライフプランシミュレーションが意外とうまくできています。12の質問に答えるだけで、ざっくり結果が見れてしまいます。活用してみてもいいと思います。

ライフプランシミュレーション : 金融庁
NISA(少額投資非課税制度)のしくみや投資について基本から解説します。資産運用は計画性がとても大切です。将来を見据えて、長い目で見たマネープランを立てましょう。

いかがでしたか?

キャッシュフロー表を作成する3つのステップ
  • 大きな支出のライフイベントを洗い出す
  • 具体的な支出額を調べる
  • 支出と収入をエクセルに整理する

「キャッシュフロー表なんて作ったことないよ」という方も多いかと思います。

でも将来の支出を見える化しておくと、浪費癖も改善されます

金融リテラシーとして必須なキャッシュフロー表を一度作ってみましょう!

生活費を調べるためには家計簿をつけるのが一番です。めんどくさくても作るべき理由をご紹介しています。

そもそも金融リテラシーとは何なのか?金融庁の難しい資料を噛み砕いてみます!


良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。

まったり更新していくので、Twitter(@kinikuse)やFeedly, RSSに登録くださると幸いです。

まさ

以下は今回参考にさせていただいたサイト様です。

※1:都内の戸建て平均相場(HowMaマガジン調べ https://magazine.how-ma.com/market-value/market-conditions/post-5921

※2:子育てにかかる費用(lify調べ https://lify.jp/insurance/life/child/article-0003/

※3:車の維持費(bluexlab https://bluexlab.tokyo/193

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