こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
大学生に求められる必須スキルに「キャッシュフロー表の作成」があるのをご存知ですか??
【20代の生活設計】
— まさ@金育SE(ブログ2ヶ月目!) (@kinikuse) November 22, 2019
「ライフイベント表」と「キャッシュフロー表」を作るべし。
要は、将来の大きなお金の増減を整理しとこうということですね。
直近10年間でも構いません。
きっと「どんな業界でどう働いていくべきか」の軸も見つかります。#日常の金融リテラシー
年齢別に最低限必要な金融リテラシーを金融庁が公表しています。この中で「大学生は将来10年間のライフイベントとキャッシュフローを整理できるべき」と記載されてるんです。
でも、、社会人の友人ですら作ってる人にほとんど会えません(笑)
キャッシュフロー表を作れるようになると、何歳までにいくら貯めるべきかの指針ができるので、お金を貯める力が抜群に向上します。
実は私はアルペンスキーという年間70万かかる趣味があります。そのおかげで大学1年のときから年間予算を立てていました。笑
10年間のキャッシュフロー表作成経験を踏まえて
簡単に作成できる3つのステップご紹介します!
現金を見える化するキャッシュフロー表を作成する3ステップ
3つのステップで作成していきます。
まずは、大きな支出を伴うライフイベントを洗い出します。1,000円単位のものを考えると疲れてしまうので、1万円以上など大きな単位で考えるのがポイントです。
次に具体的な支出を調べます。今どきググれば何でもわかります。
最後に支出と収入を整理します。私はエクセルを愛用してます!
もう少し詳しく見ていきましょう!
ライフイベントを洗い出そう!
ライフプランを考えつつ、大きな支出を洗い出していきます。
人生なんて行き当たりばったり!も良いのですが、目指している将来を見える化することは重要です。
自分の目的に合わせて、2つの粒度で考えることをおすすめします。
短期ライフプラン(3年以下)
学生のときは、スキーの70万円を捻出するために1年単位で考えていました。
大きな支出を伴うイベントだけ考えればよいはずです。例えば、大学院ではこんな感じでした。
- 12月以降のスキー代
- 11月までのサークル費用
- 卒業旅行で海外スキーに行く費用
社会人になってからも毎年の昇給の時期に整理しています。
長期ライフプラン(10年以上)
社会人になってからは、使えるお金が一気に増加します。学生以上に計画的に支出を捉える必要が出てきます。
ただ、結婚や子供などタイミングが読めないイベントも増えてきます。それでもなんとなーくで良いので、将来の姿を描いておくことが必要でしょう。
また就活が近い大学生も検討すべきです。例えば、「都内で暮らしたい」のであれば非常に多くの収入が必要です。そのことを知らずに普通の賃金の業界に就職すると、思っていた生活ができない可能性が出てきます。
考えるべきライフプランはこのレベルで十分です。
- 就職後は都内で1人暮らし
- 3年目くらいで結婚
- 30歳前に子供産んで、そのうちもう1人
- 車も買って毎年家族スキーに行きたい
- 都内に持ち家も欲しい
ライフイベントから金額を調べよう!
1年単位のライフイベントであれば、身近な金額なので自分でもすぐに予想できるはずです。
でも長期ライフプランの場合はあまりイメージできないですよね?そんなときはネットでググればすぐに分かります。
ぐぐってみると、普通に見えるこのプランには高いハードルが3つあります。
- 都内で持ち家
- 子供2人
- 車の維持費
東京23区の戸建ての平均相場を見ると、最も安い足立区で4,000万円〜、港区は1.2億円〜と言われています。「治安を考えて良い場所に住みたい」などを考え始めると、持ち家には6,000万円はかかりそうですね。頭金は1割は必要なので、まず600万円貯める必要があります。(※1)
子育てにもかなりの金額がかかります。公立と私立でかかる教育費が大きく異なります。いずれも1,000万円〜2,500万円もかかってきます。2人育てると2,000〜5,000万円が必要です。(※2)
車も地味にお金がかかります。都内の駐車場代は高いし、税金もかかります。平均的には毎年80万強。10年ごとに300万ほどの車を買い換えるとすると、車を持つと30年で3,300万円必要になりそうですね。(※3)
大きな支出だけでも、子供が大きくなるまでに1.5億円は必要になりそうです。しっかり支払える収入を確保する必要がありそうです。
毎月の生活費も調査
大きな支出の他に毎月の生活費も調べておきましょう。
家計簿をつけていれば、先月の生活費を参考にしましょう。
もしつけていなくても、、、2ヶ月前と1ヶ月前の銀行口座の金額を比較してもいいですし、「1人暮らし 生活費」でググっても良いです。
キャッシュフロー表で予算を立てよう!
大きな額の収入や支出を管理するのがキャッシュフロー表です。
1年単位のケースで考えてみます。
それ以上の期間で考える場合もベースは1年単位で考えるだけです。
エクセルでもGoogleDriveでも良いので表計算ソフトで作成できます。
具体的なサンプルもご紹介しておきます。
長期キャッシュフローは、ネットでも簡単に作れる!
ここまでキャッシュフロー表の作り方をご紹介してきました。
ただ、、正直10年以上の長期プランを作るのはかなり大変です。。
色々なサイトがありますが、金融庁のライフプランシミュレーションが意外とうまくできています。12の質問に答えるだけで、ざっくり結果が見れてしまいます。活用してみてもいいと思います。
いかがでしたか?
「キャッシュフロー表なんて作ったことないよ」という方も多いかと思います。
でも将来の支出を見える化しておくと、浪費癖も改善されます。
金融リテラシーとして必須なキャッシュフロー表を一度作ってみましょう!
生活費を調べるためには家計簿をつけるのが一番です。めんどくさくても作るべき理由をご紹介しています。
そもそも金融リテラシーとは何なのか?金融庁の難しい資料を噛み砕いてみます!
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、Twitter(@kinikuse)やFeedly, RSSに登録くださると幸いです。
まさ
以下は今回参考にさせていただいたサイト様です。
※1:都内の戸建て平均相場(HowMaマガジン調べ https://magazine.how-ma.com/market-value/market-conditions/post-5921)
※2:子育てにかかる費用(lify調べ https://lify.jp/insurance/life/child/article-0003/)
※3:車の維持費(bluexlab https://bluexlab.tokyo/193)