こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
日本には6,000強も投資信託があるのを知っていますか?
ブログを始める前からずっと気になっていたイベントがありました。
最強の投資信託を選ぶ、一般人主催のイベントです。
参加資格は「投信ブロガー」であること。
私も好きな投資信託に投票します!
Fund of the Year 2019とは?
2007年から始まったイベントで、今年で13回目になります。
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
投信ブロガーが選ぶ!Funds of the Year 2019
「資金が増えたファンド」「リターンが多かったファンド」などのランキングは証券業界でも公表してます。
でも「一般投資家が好きなファンド」は投資家しか公表できません。
そんなイベントをブロガーの有志の方々が集計・公表するイベントなんです。
参加資格は「ブロガーであること」、投票方法は「ブログで書くこと」。やっと参加できました!!笑
Fund of the Year 2018のTop5を分析
昨年のFund of the Year 2018のランキング上位を見てみます。
名前だけ見てもわからないと思うんですが、3つの特徴があります。
特徴1:インデックスファンド
インデックスファンドとは、市場平均を目指す投資信託のことです。
対義語であるアクティブファンドは、儲かりそうな銘柄を選定する投資信託です。
一見、アクティブ型のほうが強そうですが、ほとんどのアクティブファンドはインデックスファンドの成績に負けてしまいます。
初心者とは言えない投信ブロガーであっても、インデックスファンドで堅実な投資を好んでいるんですね。
特徴2:信託報酬が非常に低い
信託報酬と呼ばれる、運用会社の取り分が低いです。
同じ指標を目指すインデックスファンドを買うなら、リターンは理論上同じになります。であればコストが低いほうが良いので当然の結果ですね。
TOP5の信託報酬と資産総額は以下のようになっています。
略称 | 信託報酬 | 純資産残高 (百万円) |
---|---|---|
eMAXIS Slim 先進国株式 | 0.1089% | 67,007 |
ニッセイ外国株式 インデックスF | 0.1089% | 142,951 |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 0.1144% | 10,322 |
楽天・全米株式 インデックスF | 0.1617% | 66,374 |
eMAXIS Slim バランス 8資産均等型 | 0.1540% | 38,537 |
※Yahoo ファイナンス調べ(2019/11/26)
ちなみに信託報酬はここ5年間の厳しい価格競争で非常に下がりました。FOY2014で優勝した、ニッセイ外国株式インデックスFも0.39%だったんです。
5年間で75%も下がってるんですね。。そりゃ証券業界もお金がナイナイってなりますね。
特徴3:海外投資
ここ数年は米国株投資がひじょーーーーーに流行っています。笑
確かにGAFAといったIT企業が株価をぐんぐん引き上げてます。
個人的には過熱しすぎな気もしますが、資産が増えている個人投資家は多いですね。
私が投票したファンドはコレ!
さて、私も初めて投票しますが、
野村つみたて外国株投信
というインデックスファンドに5ポイントすべて投票しました。
一見、去年のTOP5には大きく負けているように見えますが、私は野村つみたて外国株投信の方が優れていると考えてます。
理由1:実質コストが安い
実は投資信託には、信託報酬のような目に見えるコスト以外にもいくつかコストがかかっています。株の売買手数料や、口座保管料、監査費用などです。
TOP5のうち、目標とする指標が同じeMAXIS Slim 全世界株式と比べてみます。
名称 | 信託報酬 | 実質 コスト | 純資産 残高 (百万円) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式 | 0.1144% | 0.209% | 10,322 |
野村つみたて 外国株投信 | 0.2090% | 0.250% | 11,589 |
+0.09% | +0.04% | +1,200 |
実質コストはeMAXIS Slimに0.04%負けています!笑
でも信託報酬よりも実質コストの方が差が狭まってます。
目に見えるコストだけ安くする運用会社よりも、実際の運用を低く抑えてくれる方が信頼できるというのが投票した理由です。0.04%くらいなら、他の有利なポイントで巻き返せますしね。
株は大量にまとめて運用すると最終的なコストが低く済みます。巨大な運用会社の商品なので、諸々のコストが安く済んでるのだろうと予想しています。
理由2:つみたてNISAでしか買えない
他のインデックスファンドとの大きな違いは「つみたてNISAでしか買えない」という点です。
投資信託は株を売買するタイミングでコストがかかります。いつでも買ったり売ったりできる場合、売買頻度が上がって無駄なコストが増えがちです。
投資信託において、一見不便に見える「つみたて投資しかできない」というデメリットが輝き始めるんです。
eMAXIS Slimは毎月スポット買いができてしまうが故に、実質コストが上昇する懸念が残るんです。今年は0.04%の差でしたが、どうなるかわからないなーというのが2つ目の理由です。
理由3:資金流入が安定している
グラフが右肩上がりなのは毎月買いたい人が安定して存在する事を意味してます。
理由2とかぶりますが、資金流入が非常に安定しています。
投資信託で最も恐れるべきなのは「強制解約されること」です。人気がないと募集を停止されて解約されてしまいます。そうすると長期投資がストップして、複利パワーの恩恵が半減します。
他の投資信託は、信託報酬引き下げだのなんだので毎月の流入量が安定しません。
この野村つみたて外国株投信は毎月一定の資金が入ってくるので、非常に安心感を持ってます。
本日はFund of the Year 2019というイベントへの参加記事を記載しました。
投資初心者の方には少し難しい内容だったかもしれません。
ただ、これから投資を始める際に参考になるランキングがあるということは収穫ではないでしょうか。
2019/1に結果発表なので、結果もご報告しますね!
そもそも投資信託がなにかわからなかった… という方がもしいれば、こちらで勉強してはいかがでしょうか。
投資信託を購入するなら、つみたてNISAという制度を活用するのがおすすめです!
初心者向けの証券会社がどこなのか?も合わせてご確認ください。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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まさ