投資の基本

若者にこそ必要なつみたてNISAとは?

若者こそつみたてNISAが必要!投資の基本
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こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

「つみたてにーさ」ってよく聞きますが、NISAって何だよ!て突っ込みたくなりますよね。他にも、「何を買う制度なの?」「資産が増やしやすいの?」「危険はないの?」etc…

6分後には「つみたてNISAやるべきだな!」と思えるようになるので、少しだけお付き合いください!

早めの結論:
初心者こそ「つみたてNISA」を始めよう!

そもそもNISAって何?

The Nippon Individual Savings Account programの略で、少額投資非課税制度のことです。イギリスで広く活用されているISA制度をにっぽんがパクりました。笑

専用口座での少額の投資であれば運用益や利益が非課税になる制度です。

本来は利益の20.315%の税金が取られますが、、NISA口座であれば非課税になります!

例えば、投資信託を100万円で買って120万円で売れても、税金が引かれると手元に残るのは15.4です…

でもNISA を使うと税金がタダになるんです!すごいでしょ?笑

実はつみたてNISAとNISAは違うもの!

じつは2種類あります。

いずれも①自分の好きなタイミングで売却可能②利益が非課税というメリットは同じですがいくつか違いがあります。

制度運用期間上限金額商品
NISA5年間120万/年国内外株式・投資信託
つみたて
NISA
20年間40万/年“優良”投資信託のみ

NISAは商品自由度が高く上限金額が大きい代わりに、5年以内に必ず1度売却する必要があります。当サイトでおすすめする長期投資とは趣が異なる制度です。

つみたてNISAは投資額が少なくなりますが、20年間の長期間運用が可能です。若者は投資に回せる月額が限られてますし、時間を味方につけられる方が魅力的です。

それよりも!初心者向けだなと感じる一番のポイントは…

つみたてNISAは”優良”投資信託しか選べない!

金融庁お墨付きの優良投資信託のみが対象になります。

脱線しますが、少し前に「毎月分配型投資信託」という商品が流行ってました。「毎月必ず分配金を支払いますよ?」「年金代わりになりますよ?」という夢のような誘い文句で多くの資金を集めていました。

ただ実態は、、消費者から集めたお金から手数料をサヤ抜きしてから返してるだけでした。酷いですよね…

つみたてNISAではこのような悪徳投資信託を購入することはできません。低リスク低リターンの商品だけが選定されています

初心者向けの投資信託しか買えないので、投資のハードルをぐっと下げてくれる制度なんです。

デメリットはないの?

大きく2つのデメリットがあります。

元本割れの可能性がゼロではない

元本割れの可能性は拭えません。

ただ、時間軸を利用してリスク分散すれば可能性は減ります。

例えば、先進国株式の過去10年分の動きはコレです。(Yahooファイナンスから取得)

矢印の部分で売却してしまうと損失が出ます。ただ、世界経済は長期的に見ると上向きに推しています。一時的に下がったときに狼狽売りをしないことが重要なんです。

ちなみに、元本割れの確率をシミュレーションすると20年で0%になるようです。

投資開始から20年後の元本割れ確率はなんと0%だったよ!by つみたてシータ

https://crypto-theta.com/tsumitate-nisa-ganponware/

確定申告で「損」を申請できない

(少し難しい話なので、飛ばしても大丈夫です)

売却時にマイナスになった場合、通常口座であれば、将来3年間分の利益と相殺してから課税されます。ただし、NISAで損失がでても、通常口座との損益通算ができません

この点はデメリットと言えるでしょう。

商品自由度や非課税期間はデメリットではない!

「つみたてNISA デメリット」でググって出てくる有名サイトでは、商品自由度の低さや非課税期間はデメリット扱いされています。が、初心者にとってはデメリットではありません

上級者にとっては、特定企業の株式を購入できないのは大きなデメリットです。また、期限まで保有してしまうと、最後に必ず売却する必要があることも問題かもしれません。

ただ、初心者は優良投資信託しか買えないことが重要です。また20年後に売却したあとは、NISA口座から普通口座に移動させるだけなので問題ないです。

具体的な節税効果は?

インデックス型投資信託に20年間投資するとどうなるのでしょうか?

1万円・3.3万円を毎月投資した場合で、過去20年間の平均リターンをベースにシミュレーションしてみます。

  • 外国株式:5.9%
  • 日本株式:2.0%

毎月10,000円投資するシミュレーション

平均利回り1%2%:日本5.9%:外国
最終額¥2,642,280¥2,915,684¥4,367,111
投資額¥2,400,000¥2,400,000¥2,400,000
利益¥242,280
(+9%)
¥515,684
(+18%)
¥1,967,111
(+45%)
節税額¥51,727¥110,099¥419,978

毎月1万を外国株に投資すると、41万円も節税できます。そもそも利益が200万円近くになるのもびっくりですよね!

毎月33,000円投資するシミュレーション

平均利回り1%2%:日本5.9%:外国
最終額¥8,719,526¥9,621,758¥14,411,465
投資額¥7,920,000¥7,920,000¥7,920,000
利益¥799,526
(+9%)
¥1,701,758
(+18%)
¥6,491,465
(+45%)
節税額¥170,699¥363,325¥1,385,928

毎月上限いっぱいまで投資すると、138万円も節税できるんですね!かなりお得です!!

まとめると、若者はつみたてNISAがおすすめです!

特徴をまとめてみます

 ◎ 優良投資信託しか選べない
 ◎ 長期投資に適している
 ◎ いつでも現金化できる(最長20年)
 △ 元本割れの可能性がある
 × 万が一損失が出ても、確定申告できない

1から調べ直してみて、やっぱり良い制度だなと感じました。

3.3万円の上限いっぱいまで投資しなくてもいいです。それよりも、初心者向けのこの制度で毎月10,000円でも3,000円でも投資にチャレンジしてみることが大事だと思います。

つみたてNISAは20年の長丁場になる制度です。成功した人が出てくるのも10年、15年経ってからです。

10年後に「良い制度なんだ!」と気付いても、周りの人との格差はかなり広がってしまいます。

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まさ

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