タメになる話

ブロガーミーティングでeMAXIS Slimを好きになった話【三菱UFJ国際投信】

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こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

2020年5月1日に行われた三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングに参加してきました。

この会社は優良インデックスファンドであるeMAXIS Slimの運用会社です。「業界最低水準の運用コスト」を目指していることもあり、つみたて投資のシェア4割以上を誇るようです。

もちろん私もeMAXIS Slimを積立てています。笑

投資信託は、「投資」を「信」用できる会社に「託」すと言いますが、本当に託しちゃって良いのか気になっていました。運用会社の方に直接聞ける良い機会だったので、色々聞いてきました。

ただ、多くのブロガーが記事化しそうなので、いいなーと思った部分だけ記事に残しておきます!

この記事でわかること

三菱UFJ国際投信は…

  • 信託報酬ゼロには追随しない
  • グループ証券会社だけを贔屓して発注してるわけではない
  • マザーファンドの併合を検討中

三菱UFJ国際投信はどんな会社?

冒頭でも述べましたが、2020/5/1(緊急事態宣言中)にフルオンラインで実施されました。主催企業のご紹介はこんな感じです。

三菱UFJ国際投信とは
  • 三菱UFJグループの資産運用会社(略称はMUKAM)
  • 個人投資家に人気のeMAXIS Slimシリーズを運用
  • 「投信ブロガーが選ぶFund of the year 2019」でも運用商品7本が受賞
  • 「業界最低水準の運用コスト」を目指してる
  • 個人投資家への情報発信頻度が高いので、ブロガーにも人気

個人向けの情報発信頻度が高いのも特徴の1つです。同様の運用会社に「ひふみ投信」がありますが、やはり顔の見える運用会社は支持を集めやすいのは知っておいても良いでしょう。

ブロガーミーティングの概要

概要
  • 日時:2020年5月1日(金)19:00〜20:00
  • 場所:オンライン開催(懇親会は無し)
  • 参加者:18名(全員ブロガー)
  • コンテンツ:Q&Aのみ

初めてのオンライン開催ということで、事前に集めた質問に回答する形式でした。

参加者の金融リテラシーが軒並み高く、ハイレベルな質問が多かったのが印象的でした。

本来は、資料ベースでいくつかのトピックを紹介して長めのQ&Aが多いようです。また懇親会で運用担当者や他のブロガーと話せるのが楽しみでしたが、それは次回ですね。笑

特に気になった4つのQ&A

個別の内容は他の参加者の方々がまとめてくださってるので、特に気になったものを4つだけご紹介します。

1「信託報酬ゼロファンドへの対応や「体力が続かない」懸念が叫ばれているがどうか?」

まさ
まさ

安すぎる手数料が不安だったので事前に質問しました。

インデックスファンドと言えども、運用者の人件費や取引コストをゼロにすることは絶対にできません。「薄利多売を続けすぎると、体力が続かないのでは?」という懸念を持っており、質問してみました。

業界最低水準の手数料を目指していく前提には「個人投資家の資産形成に寄り添っていきたい」という考え方がある。体力が続かずに早期償還になれば、資産形成には繋がりにくい。収益も考慮した上で設計している。「継続性」を意識していくので安心して欲しい。

流石に利益も考えて設計されてるようでした。

更に、常務取締役の代田さんもとても印象的なことをおっしゃっていました。

短距離走をやってるわけではない。長距離走を意識して、中長期の資産形成に寄り添っていきたい

投資対象を決めるときに、よくわからない商品を買うのは言語道断です。納得感のある商品を選択すべきです。今回の2つの回答は、個人的に「投資信託の継続性」を信じられるものでした。納得感を得られたのでこれからも投資していきます。

よく考えてみると、昨今の手数料ゼロ化の波は販売会社が主な標的です。

日本よりも進んでいるアメリカでは、売買手数料ではなく運用手数料で稼ぐビジネスモデルが主流です。運用商品の手数料をゼロにするのはまだまだ先かもしれませんね。

2「グループ会社に依存した発注はしてる?」

これも気になっていました。三菱グループには取引所の会員権を持つ企業が複数存在します。内部取引を主軸においたりしてないかな〜と気になってたり。笑

最良執行を目指し、コンペ形式で一番安いところから購入してる。最低価格の企業に発注してるので、同じグループの企業への偏りはない。

違うようですね。

確かにバスケット発注はコンペ形式が多いです。セルサイドからすると自己取引で取り返せばいいので、ときには手数料ゼロ円で受注することもあります。

グループかどうかは関係なく手数料の低い証券会社に発注することが、低コストに貢献しているようです。

3「一部商品で3月に下方乖離が発生した要因は?」

eMAXIS Slim国内リートが3月上旬に下方乖離したようです。まじでよく見てますね。。担当者の方もびっくりしていました。

大量の解約に引きづられて、売買コストがかさんでしまった。

投資信託は多くの投資家から集めた資金で運用しています。一気に資金流出してしまうと、狙った価格で売却できないんですね。

解約手数料が不要な投資信託ならではの悩みです。いつかのどこかの運用会社とは違って、仕方ない原因と言えるでしょう。

4「昨年初めての投信併合が発生した。追随予定ある?」

投信併合とは、似たような投資信託を1つにまとめることで効率化を図る措置です。

eMAXIS Slimばかりが注目されていますが、信託報酬がとても高い「eMAXIS シリーズ」も残ったままなのは、多くの投資家から問題視されています。それを意図した質問でした。

投資信託自体を併合するのは、運用会社・販売会社ともに、システム対応が難しいという認識。ただし、マザーファンドの併合は実現性がありそうで、検討していく

前回のブロガーミーティングでも発言はあったようですが、ここは前向きに検討してるようでした。

勝手な妄想ですが、手数料ゼロな投資信託を作るとしたら、eMAXIS Slim Extremeみたいな新商品が出てくると思ってます。そうなると、eMAXISシリーズのように捨て置かれるのが心配でした。

でも今回の回答で、古い投資信託をどうにかして改善したい想いは感じたので良かったです。

実は私の友人にもこのあたりの担当者がいるので、状況は聞いてみたいと思います。

参加して思ったけど、やっぱりeMAXIS Slimは良い商品

今年に入ってから投資対象の商品は「eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く)」に変更しています。

理由としては「手数料が安いから」だけでした。でも今回のブロガーミーティングに参加して、理念にも共感できたのは収穫でした。

  1. よくわからないけど低コストな商品
  2. 運用理念がシンプルで透明性のある低コストな商品

いままでは1の印象でしたが、2にランクアップですね。「投資」を「信」用して「託」すに値する会社でした。

まさ
まさ

これからも暫くはeMAXIS Slimシリーズを積立て続けていきます


いかがでしたか。

三菱UFJ国際投信の今後
  • 信託報酬ゼロには追随せず、運用の連続性を優先していく
  • 特定の証券会社に偏らず、最良執行を心がけて運用コストを下げていく
  • マザーファンドの併合は検討していく

ブロガーミーティングには初めての参加でしたが、有意義な1時間でした。特に運用会社の人に直接質問できるのは新鮮でしたね。

eMAXIS Slimがただただ手数料が安いだけではなく、投資家に寄り添う商品設計をしている点も高評価でした。

次回の開催形式はまだ未定ですが、ぜひともリアル会場に参加してみたいです。

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前半で触れた「投信ブロガーが選ぶFund of the year 2019」では、eMAXIS Slim以外の商品に投票しました。

セミナーではないですが、投資家オフ会でもためになる学びがありました。

コロナ渦になる直前に参加した東証のセミナーも有意義でした。


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良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。

まさ

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