こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
老後の生き方として、
キツキツな生活・ゆとりある生活どっちが良いですか?
私は絶対にゆとりある生活が良いです。コンビニバイトに奔放とか嫌です。笑
そんなゆとりある生活に必要な生活費を#金融リテラシークイズとして出題してみました。
【第22回 #金融リテラシークイズ】
— まさ@金育SE (@kinikuse) April 19, 2020
今回の出題は「投資知識」ではありません😁
金融リテラシーには4つのカテゴリがありますが「生活設計」に関する知識もつけましょう👍
老後のこともしっかり考えておきましょう👨🦳
「老後にゆとりある生活を送るためには1月あたり必要でしょうか?」#金育
バラけてますが、正解は36万円です。でも年金をそんなに貰えるわけないんですよね。。足りない分は自分で備える必要があります。
いくら必要になってくるのか、一緒に見てみましょう。
ゆとりある老後の生活費は月36万円
老後にゆとりのある生活を送るためには、平均36万円かかります。
生命保険文化センターが3年毎に調査している「生活保障に関する調査」が役立ちます。老後の生活費についての調査結果は2つの要素で構成されています。
最低限の生活だけなら22万ですが、生活にゆとりを持ちたければ36万必要と考える人が多いようです。
年収別では33.8万〜41.6万と異なる
当然ですが、年収によって生活水準は異なります。年収500万だった人と1,000万もらっていた人では違いますよね。
この調査でも、年収別にアンケート結果が用意してあります。
年収別 | 最低生活費 | ゆとりのため の上乗せ額 | 合計 |
---|---|---|---|
300万円未満 | 20.3万 | 13.5万 | 33.8万 |
300万円以上 | 21.6万 | 13.2万 | 34.8万 |
500万円以上 | 22.1万 | 14.3万 | 36.4万 |
700万円以上 | 22.8万 | 14.4万 | 37.2万 |
1,000万円以上 | 26.1万 | 15.5万 | 41.6万 |
年収によって、ゆとりのある生活に必要な金額には開きがありますね。
年金受給額の目安
老後の生活では年金に頼って生きることになります。厚生省の資料を見て年金受給額を確認しましょう。
これは1人あたりの平均値です。自営業の場合は国民年金のみを受給しますが、会社員は追加で厚生年金も貰えるため金額に差があります。
厚生年金は年収に依存して受取金額も増えますが、、年収別の受給データが無いんですよね。。勤務先の制度を調べればわかるので、ご自身で調べるべきです。
老後収入は22万円が目安
高齢夫婦無職世帯について、総務省で調べてみると収入の平均は22万円でした。
この数字は無職世帯が対象なので、年金ベースになります。「共働き」「専業主婦」「パワーカップル」など二人の年収によって変わってきます。
また、年金受給金額はざっくり2割強減ると試算されています。
2014年の年金財政検証では、厚生年金加入者の年金実質水準(対賃金上昇率の比較で)はマイナス20%、基礎年金はマイナス30%と見込まれている
金融ジェロントロジー 第2章より
22万円×80%=18万弱へと収入が減ってしまうかもしれませんね。。
人生100年時代は、老後への貯蓄が必須
人生100年時代と言われます。65歳から100歳までの35年間をゆとりを持って生きるためのお金を計算しましょう。
ここまでの数字の平均値をまとめると、、、
- 最低生活費:22万円
- ゆとりある生活費:36万円
- 平均的な年金収入:22万円
- 年金が2割減額した収入:17.6万円
(最低生活費22万円 − 平均的な年金収入22万円)=0円
今の年金水準が維持されて、最低限の生活を送るだけなら意外と実現できそうです。
「ゆとり」が欲しきゃ6,000万円が必要?
ざっくり(収入 – 支出)×12ヶ月×35年間で考えてみましょう。
# | 年金水準 | 生活水準 | 必要貯蓄額 |
---|---|---|---|
1 | 現状維持 | 最低限 | 0 |
2 | 現状維持 | ゆとりあり | 5,880万 |
3 | 2割減額 | 最低限 | 1,848万 |
4 | 2割減額 | ゆとりあり | 7,728万 |
最低限の生活を送るだけなら、貯蓄は必要ないかもしれません。意外と日本は住みやすいかもしれませんね。
ただ、ゆとりのある生活には6,000万円弱が必要です。これが100歳まで生きなければもっと少なくて済むんですが、、結構必要ですね。また、年金受給額が2割削減される前提だともっと必要になります。
「老後2000万円問題」との違い
老後2,000万円問題ってありましたね。あれとは前提が違います。
この記事で伝えたいことは「個人の状況によって必要な金額は違う」ということです。
年金制度が崩壊する懸念を持つ人は多いですが、実際に計算したことがある人はほぼいません。一度がっつり調べてみても良いかもしれませんね。
今回は老後の生活にフォーカスして色々と調べてみました。
老後2000万円問題とか比較にならない結果になりましたね〜。
6,000万円を65歳までに貯めるためには、しっかりした戦略が必要になります。少なくとも「投資なんてわかんな〜い」とか言ってる場合ではありません。
外出できない時間が多い状況を活用して、試算してみるといいですね。
私もお手伝いするために、
「投資」だけでなく「お金」にフォーカスして幅広い記事を提供していきます。
私自身も投資をしていますが、難しい個別株ではなく簡単なインデックス投資で老後に備えています。
多くの人にオススメな「つみたてNISA」で将来いくらになるのか見てみましょう。
将来の支出を見える化する「キャッシュフロー表」の作り方をご紹介しておきます。
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まさ