こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
コロナだけではなく、オイルショックの懸念もあって相場環境は非常に不安定です。
投資を始めたいけど、
何買うのが正解なの…?
そんな悩みも当然ですね。自分にあった金融商品を選ぶことが大事で、金融庁も指針を出しています。金融リテラシークイズでは「投資すべき商品を選ぶ3つの観点」について出題しました。
【第16回 #金融リテラシークイズ】
— まさ@金育SE (@kinikuse) March 8, 2020
前回に引き続き、投資をテーマにします😁
基本に立ち返って、金融庁が公開している金融リテラシー・マップからの出題です📝
「金融商品を選ぶ際には3つのポイントを抑える必要があります。それは何でしょう?」#金育
正解は「安全性・流動性・収益性」でした。簡単すぎましたかね?笑
この3つの特性をどう使いこなせばよいのか?かなり初歩的な内容ですが、分析してみましょう。
投資すべき商品を見分ける3つの特性
金融庁は最低限身につけて欲しい金融リテラシーを金融リテラシーマップという資料にまとめています。この中で、金融商品を選ぶ際は安全性・収益性・流動性の3つの視点で評価すべきと述べられています。
そもそも、金融商品とは、金融機関が扱うモノ全般です。株式や債券、投資信託だけではなく、保険や預金も含みます。
預金と株式は全く違うのですが、「何が違うのか」を評価するためのツールを3つご紹介していきます。
1.安全性
「安全性」とは、資金が目減りしたり、期待していた利益が得られなくなる危険がないか、という点に着目した基準を指します。「投資はリスクがある」とよく言われますが、この金融分野でのリスク(※)も安全性の指標です。
安全性が高い商品は「普通預金」や「定期預金」が代表的です。
※金融分野でのリスクは「リターンのブレ幅」を指します。詳細はこちらの記事で。
2.収益性
「収益性」とは、利益の出やすさを指します。一般的には、投資は利益を出すための手段なので、最も着目されがちなポイントです。リターンとも呼びます。
収益性の高い商品は「株式」や「REIT」が代表的です。
3.流動性
「流動性」とは、現金への換えやすさを指します。金融商品によっては、一定期間自由に引き出せないものや、売却しても現金の受け取りまでに数日かかるものがあります。ボラティリティとも呼びます。
流動性が高い商品は「普通預金」や「投資信託」が代表的です。
すべてを満たす商品は存在しない
安全性・収益性・流動性の3つの視点全てを満たせる金融商品に投資できれば完璧なんですが、そんなの無いです。。
代表的なカテゴリでもこんなに違います。
金融商品 | 安全性 (リスク) | 収益性 (リターン) | 流動性 |
---|---|---|---|
預金 | 高い | ゼロ | 高い |
保険 | やや高い | 低い | 低い |
債券 | やや高い | やや低い | 中程度 |
株式 | 低い | 高い | 中程度 |
FX 仮想通貨 | ゼロ | とても高い | 中程度 |
3つの関係性があります。
「ローリスク・ハイリターン」な商品は存在しないのは、誰でも知ってますよね?「安全なのにバク儲け」な商品は詐欺なので騙されないでください。
流動性が高いとは「自分と近い距離にお金がある」ということです。言い換えると、自分の近くにあるお金は、元本割れもしにくいです。銀行預金はまさに安全性も流動性も高い商品です。
一方で、お金を出稼ぎに出せば収益性も出しやすいです。ただし、当然お金が遠くなればなるほど、現金化するまでの時間も長くなります。
あなたが重視したいのはどれ?
あなたがお金を必要とする目的や期間と照らし合わせて、3つの特性から金融商品を選びましょう。
具体例を上げて考えてみます。
オリンピック後に家を買いたい
私の周りには結構います。家買いたい人。
延期の話も出ているオリンピック。仮に、2年後に家を買うとすると、頭金としては絶対に減らせないため、収益性よりも安全性を重視すべきでしょう。
間違っても、米国株式でドカンと一発増やすとかはダメですね。笑
老後資金の備えにしたい
2,000万円問題が騒がれたので、老後のお金に対する感度が高い方は多いです。
老後の蓄えにする場合は、安全性や流動性よりも収益性を優先できます。投資の期間を長くすることができれば、時間分散の効果によって元本割れの確率は下げることができます。
いかがでしたか?
これからの時代では、金融商品を活用してお金を増やすのは必須の考え方です。
ただし、よくわからないものに投資をしてしまうと、後で後悔することになります。
ご紹介した3つの観点をしっかり理解して、投資すべき商品がナニかを見極めていきましょう。
第15回金融リテラシークイズは「リスクとは元本割れの確率?」という問題でした。
第14回金融リテラシークイズは「1億円を貯めるための投資金額」を出題しました。
第13回金融リテラシークイズは「毎月分配型の投資信託」について出題しました。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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まさ