こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
「資産1億円」ってどんなイメージですか?
私が学生時代に聞かれたら、「大金持ち。宝くじでも当てなきゃ持てない金額」って答えます。
でも最近は「アーリーリタイアするための金額」というイメージです。「億り人」という造語もできたくらいで、若くして到達する人も現れました。
私自身もまだまだ夢のまた夢ですが、具体的にどうすれば「億り人」になれるのかは興味があります。
ツイッター上では「25年間で1億円築くには、全世界株式にいくら積み立てればよいか?」出題しました。
みなさん興味がありそうで50人以上の回答が集まりました!
【第14回 #金融リテラシークイズ】
— まさ@金育SE (@kinikuse) February 23, 2020
今週は1億円までの積立金額を出題します💡
25歳から50歳までに1億円を目指して投資をはじめる状況です。
「25年間、全世界株(利回り5.4%)に投資すると、毎月何万円積み立てる必要があるでしょう?」#金育
一番多かった回答は「毎月98,000円を25年間で1億円」という予想。
いくらあれば1億円に到達できるのか、一緒に考えてみましょう。
1億円あると富裕層と呼ばれます
野村総合研究所の調査によると、1億円以上の資産を持っている世帯を富裕層と呼びます。2017年の日本の世帯数は5340万世帯です。(総務省統計より)
つまり、50世帯に1世帯は富裕層といえます。
2%の世帯が1億円以上って
意外と多いですね
1億円あれば配当金生活できそう
ちなみに「1億円」あれば配当金生活もイメージしやすいです。
1億円あれば、4%の配当利回りでも税引き後で360万円。充分にアーリーリタイアできそうですね。
1億円の資産を築く3つの方法
資産を1億円に増やすためには3つの方法があります。
- 預金する
- 収入を上げる
- 投資する
貯金では限界がある
誰もがはじめに考えるのは、ひたすら節約して貯金する方法です。毎月の給料の中から貯金し続ければ、いつかは1億円にたどり着きます。
そう、「いつか」は。まぁ低金利な現代では非効率でしょう。
年収アップなら頑張れる?
年収を上げることも有効な方法です。
仮に、3,000万円の年収を得ることができれば、手取りは1,800万円弱です。毎年1,000万円を貯蓄に回せば、10年で達成できますね。
とはいえ転職の給与アップはたかだか2割。副業をはじめれば可能性はあるかもしれませんが、圧倒的な作業時間が必要です。
投資で資産運用が現実的
私も含めた一般人にとって、実現可能性が1番高いのは投資です。
節約するのも収入アップも実行するのは「自分自身」。個人が使える時間は有限なので、「お金を出稼ぎに出す」という考え方が必要です。複利の力を借りる必要があるでしょう。
投資で実現するには?
投資と一言で言っても、株式・不動産・太陽光発電など様々な方法があります。
株式運用でシミュレーションしてみよう!
35年で到達するには(25→60歳)
運用利回り | 期間 | 毎月の積立金額 |
---|---|---|
5.4%(全世界株式) | 35年 | 80,481円 |
1.6%(日本株式) | 35年 | 177,773円 |
0.01%(銀行預金) | 35年 | 237,680円 |
35年間運用する前提でもかなりの金額が必要です。
ただ、ツイッターの株クラを見ると、毎月10万円以上を投資に回せている人は多いです。全世界株式に10万円入れている人の多くは、老後には富裕層になれる可能性がありますね。
ただ、定年で1億円持っててもあんまウキウキしないかもしれません。
もっと早く富裕層になれないか?考えてみます。笑
25年で到達するには(25→50歳)
運用利回り | 期間 | 毎月の積立金額 |
---|---|---|
5.4%(全世界株式) | 25年 | 158,130円 |
1.6%(日本株式) | 25年 | 271,319円 |
0.01%(銀行預金) | 25年 | 332,918円 |
毎月16万円弱を投資すれば50歳に富裕層にランクアップです。
冒頭で話したツイッター上の金融リテラシークイズで最も多かった回答は「98,000円」。正解の「158,000円」とは、大きく乖離がある数字です。
想定している以上に本気で投資をしないと1億円には到達できないことがわかりますね。
15年で到達するには(25→40歳)
運用利回り | 期間 | 毎月の積立金額 |
---|---|---|
5.4%(全世界株式) | 15年 | 361,787円 |
1.6%(日本株式) | 15年 | 491,922円 |
0.01%(銀行預金) | 15年 | 555,141円 |
もっともっと早い40歳でのアーリーリタイアを目指そうとすると、もう現実的ではない金額が必要になります。
ここまで来ると、インデックス投資での実現は不可能です。
別の方法を検討する必要がありそうです。
- 収入自体を太くする
- 個別株式や不動産投資などで利回りを上げる
実現には収支の見直しが必須
1億円を目指すには大きな金額を若いうちから投資する必要があります。本当に実現するためには、収入を上げるか支出を減らす必要があります。
手っ取り早く着手できるのは、支出の見直しです。格安SIMに切り替えたり、電気会社を見直したりと固定費改善に着手すれば1万円単位で削減できます。
主な収入源の給与を1万円上げるのは至難の業です。それよりも転職によるキャリアアップを目指したり、副業で追加収入得るなどの工夫が必要です。
支出削減か収入アップのどちらかを着実に改善して、投資余力を増やすことが富裕層への第一歩になります。
お金は使うことも重要
と、ここまで1億円を築く方法を考えてみました。
でも、1億円の富裕層になりたい理由は「見栄」だけではないですよね?
お金を使うことも重要です。
例えば、アルペンスキーなどのハードなスポーツは、体力が多いうちにやった方が楽しいです。毎月10万レベルで飛んでいきますが、、それでも楽しいです。笑
若いうちしかできないことは多いので、あまりケチケチせず適度に使っていきましょう。
いかがでしたか?
1億円というテーマで書いた記事ですが、あまりに投資投資しすぎるのも良くない気はしています。笑
50歳で億り人になるには、毎月16万円が必要です。投資資金としては若いうちは非常に大変な金額。ましてや、子供ができたり家を買ったりすると、ほぼ不可能な印象です。
記事を書いといてなんですが、みんながみんな1億円必要ではないはず。
「自分にとっての幸せな生活」を目指して生きましょう♪
第13回金融リテラシークイズは「毎月分配型の投資信託」について出題しました。
第12回金融リテラシークイズは「つみたてNISAの20年後の評価額」について出題しました。
第11回金融リテラシークイズは「20代の資産金額はいくら?」という問題でした。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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まさ