こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
突然ですが、明日から働けなくなったら何ヶ月生活できますか?
答えれなかったり、期間が短い人は危ないかもしれません。
病気や怪我になると、株や投資信託よりも現金の方が重要です。そんなときに暴落中だったらどうしますか?不本意でも、資産を安い値段で売却して現金を得るしかありません。
でも、半年分の生活費が確保できていれば、不本意な売却は避けることができます。
今回は投資の大前提である生活防衛資金について紹介します。
生活防衛資金は「守りのお金」
生活防衛資金とは非常時に一定の期間、現状の生活を維持するのに必要なお金のことです。
投資で勝つ方法は「安く買って高く売ること」です。逆に言うと、買値よりも安く売ってしまうと負けてしまいます。
暴落時などには、売らずにキープし続けられれば「負けない投資」ができます。ただし何らかの事情で生活に困窮して、現金が必要になったときは、不本意でも安く売る必要があります。
現金が必要になったときに、ある程度の生活防衛資金を貯めておけば、資産を売却しなくて済みます。ある意味「守りのお金」と言えますね。
生活防衛資金に必要な金額は?
毎月の生活費×期間が、生活の維持に必要な金額だと思ってください。勘違いしやすいのは、月収ベースではないという点です。あくまで生活の維持が目的です。
もし家計簿をつけていなくても、次に挙げるものが分かれば生活費も概算できそうですね。
- 家賃
- 食費
- 医療・保険費
- 光熱・通信費
- 車維持費
色々な書籍で出てきますが、6ヶ月から2年分の生活費を推奨していることが多いです。
生活費が15万だとすれば、90万〜360万は貯金しておきましょう!てことです。
、、、、キツくないですか?笑
多くの書籍は40代以上の世代もターゲットに記載しています。20代30代とは状況が少し異なります。
若いとリスクが小さい=必要額も少ない
生活防衛資金が必要になる状況は、大きく3つです。
自己不調やリストラから退職しても、若ければなんとでもなるはずです。
また、「若いうちは両親を頼ることも視野に入れて良いのでは?」と思っています。特に実家が近場にある方は、引っ越してしまえば家賃負担が減るので、本当の非常時に必要なお金はかなり少なくなります。
まずは3ヶ月分の生活費の確保を目標にしましょう。その後、結婚・出産などのライフステージの変化に合わせて現金比率を変更していきましょう。
生活費が15万だとして、45万円です。まずはこの金額を貯めることからスタートすれば現実的ですね。
人によっって、活防衛資金の金額が変わる
ではある程度貯金がある人はどのように考えるべきでしょうか。
- 実家暮らしか、近くにある人:3ヶ月分
- 安定している会社員:半年〜1年分
- 自営業やセミリタイア勢」:2年分
このように状況によっても異なってきます。まずは自分の状況に合わせて必要な金額を算出して、少しずつ貯めていくことが重要になります。
私は1年分を目安にしています。
生活防衛資金はどこに保管すればいいの?
何かあったときにすぐ使えるように普通預金で預けましょう。
定期預金や定額預金などのすぐに使えない場所はだめです。災害時に一定の預金の引き出しに無条件で応じるなどの柔軟な対応を取ってくれたのも、普通預金でした。
投資と貯金はどっちが先か
せっかく投資する気になったのにまずは貯金なの?
いや、それはもったいないので始めましょう。
確かに生活防衛資金は非常に大切です。ただ、やる気が出たとき始めることの方が長期的に有意義です。
はじめは貯金7:投資3くらいのスモールスタートでも充分です。私もはじめはこの割合で投資を始めました。その後現金が充分貯まってから、投資比率を上げました。
複利という20代・30代のつよーい味方と早くから仲良くなることが大事です。1,000円でも5,000円でもいいのでまずは始めてみましょう。
人生の重要な決断もできる
投資を始めるための大前提であると書きましたが、実はそれだけではないです。
例えば、あなたが転職を検討中だとして、どちらが有意義な転職先を見つけられそうですか?
- 仕事をやめても1年は働かなくてもOK
- 仕事をやめると2ヶ月で生活できなくなる
おそらく2ヶ月も持たない状況だと、焦りから良い転職はできないでしょう。
長い人生ではリスクのある決断を迫られる状況がきます。余裕を持って大きな決断をするためにも、生活防衛資金は必要なんです。
結局、生活防衛資金は投資のためだけに必要な概念ではないです。投資をしない人にも必要な金融リテラシーの一種です。
自分の生活費を整理してみませんか。その上で、仕事しないでいられる期間を計算してみてください。
きっと今の状況を整理する良いきっかけになるはずです。
私自身も大暴落時には、生活防衛資金があってよかったと心の底から思いました。
リスクと向き合うために、リスクについて学んでみませんか?
20代の貯金額は5万円しかないようです。。なんて世の中になってしまったんや。。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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まさ