こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
「投資しろって言われても、お金が減ったらどうしよう」と思ったことはありませんか?
私も最初はそう思っていました。でも勉強してわかりました。分散投資を活用するとリスクを軽減できます。
投資の基本をしっかりと抑えていきましょう。
早めの結論:
世界各地の銘柄で投資先を分散しよう!
元本割れする仕組み
投資で負けて元本割れする原因を説明できますか?株価が下落する主な理由を挙げてみます。
- 企業の不祥事
- 企業の赤字決算発表
- 国際問題(cf.米国利上げ)
- 災害(cf.東日本大震災)
- バブル崩壊(cf.リーマンショック)
事前にこれらの暴落イベントを予測できれば、投資で負けないことになります。
…ま、無理なんですけど!
ただ事前に暴落を予想することはプロでも難しいです。まして初心者に予想できるわけないんです。
分散投資はリスク軽減の手法
1つの銘柄がどんなにピカピカに見えても、何かの拍子に紙切れになる。それが投資なんです。
でも2つの銘柄を持っていたらどうでしょう?
例えば、日産自動車とAmazonのような、業種も国も全く関係のない銘柄を持っていたとします。自動車業界の不祥事で日産が大暴落しても、Amazonの株価は変わりません。
大イベントが起きても、複数銘柄へ投資すれば全滅する可能性を軽減できます。
卵は同じかごに盛るな
株式市場では「卵は同じかごに盛るな」という格言があります。
たくさんの卵を1つのかごに入れると、かごを落としたら全部割れてしまいます。複数のかごに分けて入れれば、1つを落としても他のかごの卵は影響を受けずにすみます。
要は世界各地の多くの銘柄に投資すれば良いのです。
先進国・日経平均・米S&P500※の過去15年間のチャートを調べてみました。
(※日経平均のアメリカ版です)
運用利回りを計算するとこうなります。(簡単のために配当は無視してます)
日経平均:5.49%
S&P500:6.84%
先進国株:7.25%
長期的に見ると、日本が好調なときもあれば海外が好調なときもあります。地域によって値動きが異なるので、1つの地域だけに集中するのはリスクがありそうです。
また、過去15年間では暴落が何回かあります。株式市場には暴落の都度粘り強く回復し、それ以前の株価まで戻る性質があります。言い換えると世界全体としては成長し続けています。
分散投資のデメリット
分散投資はあくまで守りの手法なので、大きな勝ちが得られないというデメリットがあります。
過去5年間の日経平均・ソニー・野村證券の株価推移を調べました。
2014/11に日経平均を購入すると 35.8%上昇
2014/11にソニー を購入すると193.1%上昇
2014/11に野村證券を購入すると 30.7%下落
仮に5年前にソニーが伸びる!と自信を持って買えれば、分散投資するよりよっぽど良い利益が得られたんです。
分散投資は平均点を取る方法なので、大きなリターンを挙げられないことがデメリットと言えます。
それでも分散投資をすすめる理由
でも待ってください。5年前に野村證券を買っていたら、元本割れしていたわけです。
上がってるソニーが今後も伸び続ける保証もありません。
個別銘柄の売買は短期的にお金を増やす方法かもしれませんが、長期の資産形成にはリスクが大きすぎるんです。
資産形成のための投資であれば、リスクを取りすぎる必要はありません。むしろ低リスクで着実にリターンを得ることが何よりも重要なのです。
分散投資の重要性について理解できたでしょうか。
銀行預金で0.001%で積み立てても全くお金は増えません。
分散投資を活用しても一時的にはマイナスの含み損を抱えることはあります。それでも長期運用すれば貯金の2000倍以上のリターンは余裕で得られます。
今まで投資を避けてきたあなたも、負けにくい方法でスモールスタートしてみましょう!
「分散投資」以外にも投資のエッセンスはいくつかあります。4つの言葉をご紹介します。
投資を始める前には、生活防衛資金を貯めることが重要です。
分散投資にも良いところも悪いところも存在します。デメリットに焦点をあててみました。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、TwitterやFeedly, RSSに登録くださると幸いです。
まさ