投資の基本

おすすめ投資本:『ほったらかし投資術』と『お金は寝かせて増やしなさい』【要約】

投資の基本
この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

友人
友人

投資の勉強の始め方分からない…
はじめは何してたの?

投資の勉強法ってわからないですよね、私もそうでした。

何かの勉強をするには本を活用するのが手っ取り早いです。

本来は友人に相談したかったんですが、当時は周囲に有識者がいませんでした。。仕方ないので試しに何冊も読んでみたんですが、とある本を読んでから一気に理解が進みました!!

Kindleなら通勤中だけでも週に1冊は読めます。

この記事では、私が読んだ中で最も良かった投資本を2冊ご紹介します。

こんな人におすすめの本です
  • お金不安だけど、勉強方法がわからない初心者
  • 楽ちんな投資したいなーと思う面倒くさがり屋
  • インデックス投資に興味がある20代・30代
  • ワンコインなら出してもいいなーて思える人

おすすめ投資本は『ほったらかし投資術』と『お金は寝かせて増やしなさい』

結論から先にいうと、以下の2冊の入門書は片方でも良いので読むべきです。

書名著者初版時期値段
ほったらかし投資術
インデックス運用実践ガイド
水瀬ケンイチ
山崎元
2015/6≒ワンコイン
お金は寝かせて増やしなさい水瀬ケンイチ2017/12≒ラーメン2杯
どちらもお手頃な値段ですね

私が投資を始めるきっかけになったのが、『ほったらかし投資術』でした。

入社1年目のとき、お金に対する漠然とした不安を抱えていました。でも初心者でもできる「投資のやり方」のイメージがついたので、具体的な行動に移すことができたのを今でも覚えています。

その後、同じ著者が別の本を出版したので買ってみたのが、『お金は寝かせてふやしなさい』でした。

若干ページの漫画も入って読みやすさが増したのがこの本でした。2年後に出版されても一貫して「ほったらかし投資」を勧めていました。「ほったらかしで良いのかな?」という不安が吹き飛びましたね笑

業界関係者ではなく、一般投資家の視点

2冊の本には共通点があります。

どちらも水瀬ケンイチさんというブロガーの本です。『ほったらかし投資術』は山崎元さんという金融系の方も共著にいらっしゃいます。

共通するのは「金融商品を売る側の人間ではない」という点です。

まさ
まさ

証券業界で難しいなーと思うのは
「売る人と買う人の利益が相反する点」

手数料ビジネスなので、営業の方はバックが高い商品を売りたがります。本当に良い商品というのは、バックなんて付けなくても勝手に売れるので、難のある商品はバックが高くなる構造になります。

結果として営業員は信用できない=業界人の本は信用できない、と考えています。

でも、この本は「買う人」である一般人ブロガーが著者に入っています。知識のある一般人なら損させることは書かないだろうと、読む気になりました。

一貫して勧めるのはインデックス投資

どちらの本でも勧めている投資方法は「インデックス投資」になります。

インデックス投資とは「日経平均」などの株式指数に連動するような投資信託を購入する投資方法です。

まさ
まさ

私も投資初心者にはインデックス投資が最適だと考えています。

ソニーやトヨタといった個別株式を買うのもありなんですが、基本的には100株単位で購入することになります。1株が1,000円だとしても10万円ないとはじめられません。

一方でインデックス投資信託であれば、100円から購入できます。しかも毎月自動的に買えます。定額でもできるので、まだお金が溜まっていない世代にぴったりです。

『ほったらかし投資術』は基本が詰まってる

『ほったらかし投資術』では少し古い商品名も記載されてたりしますが、基本的な考え方は全く衰えていません!

でも時流に合わせた最適な商品は今後も変わってしまいますし、「投信の選び方」が書いてあるのでそこまで気にしなくて良いでしょう。

「はじめに商品決めて、あとはほったらかし」

書名にもなっている「ほったらかし投資」とは、自分で決めた投資信託を毎月同じ金額で買い続けるだけの投資方法です。

個別株投資のように得られるリターンに注目する投資方法ではないです。毎年かかるコストに注目して、少しでも安い投資信託を選ぶのがポイントになります。

ただし、投資する地域や商品(株や債券)の比率を決める、アセットアロケーションは決めておく必要があります。

まさ
まさ

仕組みを作っちゃえば
毎月、自動的に投資信託を買うので、あとはほったらかしです

あまりに放置してもアレなので、年に1回は資産額をチェックすることを推奨しています。チェックの観点は「特定の地域や商品だけが上がりすぎているかの確認」です。

例えば、「株と債券を50:50で買うと決めたのに、1年後に好景気で70:30になった」ときはバランスを見直すべきと言われています。

初心者向けだから、口座開設方法から解説

この本の特徴は証券口座の開設方法から解説されている点です。

最近の講演活動で驚いたんですが、「株は証券会社で買う」ことを知らない大学生が結構います。コレは仕方ないんです。だって教えてくれないんだもん。

そういった初心者を対象に書かれている本なので、非常に読みやすいです。

『お金は寝かせて増やしなさい』の方が読みやすい

2017年初版と少しだけ新しいのが、こちらの『お金は寝かせて増やしなさい』になります。

「ほったらかし投資」→「寝かせて増やせ」と表現が変わっていますが、伝えたいメインメッセージはどちらも変わりません。「初心者はほったらかし投資が楽ちんだよ!インデックス投資がいいよ!」と書いてあります。笑

ただし、水瀬さんの単著になったこともあり、コンテンツも少しだけ変化しています。 

過去の投資歴も参考にできる

こちらは導入編のショート漫画があったり、水瀬さんの15年間の投資経験が書かれています。

投資方法や投資結果ってインターネットを探すとごろごろ転がってるんですけど、その経歴ってあまりないんですよね。

特に2008年のリーマン・ショックや2011年の東日本大震災も含めてまとまっている点は必読でしょう。

また、個人的な意見ですが、「お金は寝かせて増やしなさい」の方が手軽に読める印象を受けました。表紙から受ける印象もカラフルですしね!

私が読んで勉強になったポイント2つ

両方に書いてあるんですが、今回読み直して改めて勉強になったポイントもご紹介しておきます。

生活防衛資金は絶対に必要

生活防衛資金は、資産が目減りしても行きていくための現金を指します。

2019年現在、景気はとーーーっても良くて、株価も最高値をガンガン更新しています。でもきっとあと2年以内に確実に大暴落するでしょう。私はそう信じてます。

そんなときに赤字のマイナスに動揺して現金化してしまうと、資産は激減してしまいます(´・ω・`)

狼狽売りを避けるためには、生活防衛資金を確保し、生活とメンタルを守って、また上がるときを待ちましょう。基本のキですが、改めて勉強になりました。。

インデックス投資の出口戦略も書いてある

私はまだ20代なので老後の取り崩し方は考えていません。

ただ、インデックス投信を買い続けるのであれば、逆に売り方(出口戦略)も勉強する必要があります。

どちらの本にも具体的な出口戦略が書いてあって、非常に勉強になりました


結論として、この記事で伝えたいことは1つです。

まさ
まさ

私はこの2冊に出会えて
投資への考え方が変わりました

私が投資を始めたきっかけは、まさに『ほったらかし投資術』を読んだことでした。

ブログを始める前も、たまーに投資相談は受けていましたが、この本は勧め続けてきた名著です。笑

「ワンコインなら出してもいいかな?」という方「とっかかりやすい本なら読もうかな?」という方が1人でもいれば本当に嬉しいです。。

結局どう違うの?

『ほったらかし投資術』の方が少し古い。けどワンコインで勉強できる!

『お金は寝かせて増やしなさい』の方が少し高い。けど絵もあって読みやすい!

ただ、「本はやっぱり読む気にならない」と思う方がいても全然大丈夫です。

私もこのブログで精一杯、お金の育て方をお伝えしていきます(^^)

NEW! 2020/3/4に新しい本が出たようです!

もし「投資をするお金がない」人は、お金の使い方分析から始めた方が良いかも?消費・浪費・投資を区別したほうがよい理由をご紹介します。

ほったらかし投資術の真髄は、色々な地域や商品に分散して投資することです。その分散比率である、アセットアロケーションも知っておいても良いかもしれません。

途中で出てきた「生活防衛資金」はこのブログでも解説しています。


良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。

まったり更新していくので、Twitter(@kinikuse)やFeedly, RSSに登録くださると幸いです。

まさ

タイトルとURLをコピーしました