こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
先日こんなツイートをしました。
【投資初心者は動かなくて良い】
— まさ@金育SE (@kinikuse) February 26, 2020
コロナでボラティリティが高まってます。結果、今なら株が安く変えます💡
ただ、1年以内に始めた初心者は動かなくて良いかと🤔
ここから株価がどれくらい下がるか予想できません💦
この相場を「経験」するだけで十分かと。
資産が目減りするのを体感しましょう↘️
少しでも金融資産を持っている方は、色々な情報を集めている時期でしょう。
「今が底値だから買い増そう」という方を非常によく見かけます。
でも、本当に買い増すべきでしょうか?
今まで投資をしたことのないような人が「底値」を判別できるのでしょうか?
投資を始めたばかりの数年前の自分に向けて、「動かない方が良い理由」を説明してみます。
「落ちてくるナイフは掴むな」
米ウォール街の格言に、暴落相場での購入タイミングを説くものがあります。
「落ちてくるナイフは掴むな」
急落時の投資は落ちてくるナイフをつかむようなもので、 どんなに魅力的な銘柄でもナイフが床に落ちてから、 つまり底を打ったのを確認してから投資すべきという相場格言。
野村證券 証券用語解説集
英語では「Don’t catch a falling knife」です。
これは、株価急落時に気軽に「逆張り」をして買ったのに、ずるずる下がり続けて大量に出血してしまうことを言います。チャートは読めないとはいえ、しっかりと底値を見極めてから投資すべきという格言です。
コロナショックの暴落状況
コロナショックが起きる前後のS&P500チャートを見てみましょう。
2/24からの1週間で信じられないくらい下がっています。
その後、下ヒゲを経て3/3時点では回復傾向に戻っています。いわゆる「ナイフが落ちた」状況です。
では、このチャートを確認した上で、どんな行動を取るべきでしょうか?
インデックス投資家としては「買っても良い」が…
長期投資が前提のインデックス投資家は世界経済の長期的な発展が前提です。
ナイフが落ちようが落ちまいが、
積立ならいつ買ってもいいです。
重要なポイントは3つです。
- 狼狽えずに買い続ける
- 諦めずに持ち続ける
- 必要なときに必要なだけ売る
買うための法則は「うろたえずに買い続ける」なので、下落相場だろうがなんだろうが、信じる商品を買い続けることが重要です。
そもそもコロナショックを気にする必要すらないです。
初心者は「買い増し」しない方が良い
SNSでは「買い場だから100万追加購入した」などの発言をよく見かけます。
明日からどんな推移になるのかを本当に予測できるでしょうか?
初心者は大幅な「買い増し」は避けてください
初心者はこの相場で興奮してしまって、想定以上に現金を注ぎ込んでしまう可能性があります。それよりも、投資初期に大暴落を経験できたことだけで満足した方が懸命です。
暴落は周期的に訪れます。これを機に、しっかり準備して次回の暴落を狙えば大丈夫です。
経験者は自分の財布と相談
暴落経験者であれば、今後どうなるかは2パターンだと予想できるはずです。
- 軽い暴落の場合:何事もなく経済が復活していく
- 大暴落の場合:投資を考えられないほど、私生活まで影響が出る
コロナショックが人的災害ではない以上、収束や経済被害は予想できません。万が一に備えて、ある程度の現金は確保しつつ適切な金額だけ「買い増す」のでしょう。
いずれにせよ、賢い投資家であれば、この局面でのフルインベストメント(全額投入)はしないはずです。
私は一部の現金を投入します
では私がどうするかというと、一部の現金を投入します。
言ってること違うじゃん
という声が聞こえてきそうですが、財布事情と相談した結果です。
私の目標とするキャッシュ比率は30%以下です。昨年から持株を売却しまくっていたため、現在は50%を超えています。少しずつ時間分散しながら投資信託を買っていくつもりです。
とはいえ、仮に大暴落されると本業も非常にまずい状況になります。
「今、いくら投資すべきか?」はもう少し考えます。
いかがでしたか?
コロナショックを始めとして、株式市場では周期的に大暴落が起きます。
初心者は「今買えばめっちゃ利益出るらしい!!」と踊らされないでください。今回無理して利益を得ようとしなくても、しっかり知識を得て、しっかり準備して次回の暴落を狙っても大丈夫です。
投資の基本は「退場しないこと」
暴落経験を得た上で、冷静な判断ができる投資家になりましょう。
コロナショックのような暴落局面で意識すべき2つのことを振り返ってみます。
暴落して不安になっているときこそ、投資目的を思い出しましょう!
「無心でやるべき積立投資」
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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まさ