投資のメンタル

投資を始める前に投資目的を決める2つのメリット【初心者向け】

投資のメンタル
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク
悩む人
悩む人

投資に興味が出てきた!
でも株と投資信託はどっち買えばいいの?
具体的な商品教えて下さい〜

まさ
まさ

投資を始める前に、投資目的を教えて下さい。

想定外の大損につながるかもしれません…

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

最近、友人とこんな会話をよくやります。投資に興味を持ってもらえるのはとても嬉しいです。

でも、いざ投資をするとなっても、適当な商品を買うと失敗してしまいます。投資目的に合わせたアセットクラス(株や債券など)を選ばないと思うような利益が上げられません

投資をするにはまず目的を定めることが重要です。投資目的を決めると「期間」「リスク」が見えてきます

今回は、投資目的について一緒に勉強してみましょう。

この記事で分かること
  • 投資目的を決める2つのメリットが分かる
  • 投資目的の具体例ごとに、投資スタイルがわかる

今回の記事は動画でも解説しています!

投資目的を決める2つのメリット

投資ははじめる前に目的を決める必要があります。投資目的が決まらないと、買うべき商品が定まりません。どんな初心者も絶対に決めることをオススメします。

投資目的を決めると2つが決まります。

投資目的を決めるメリット 
  1. 運用できる期間とリスクがわかる
  2. 暴落相場やイケイケ相場で浮気せずにすむ

1つめのメリットは運用期間と取れるリスクが分かることです。

来年必要なお金を貯めるのか、30年後に必要なお金を貯めるのかで取るべき戦略が異なります。また、絶対に元本割れしてはいけないお金を高リスク資産へ投資するのはおすすめできません。

金融商品ごとのリスクなどの特徴は、こちらで紹介してます。

2つめのメリットは、投資するうえでの大まかなルールが決められることです。

30年後などの長期目線で運用している人は、投資に時間を取られたくない人がほとんどです。個別銘柄分析をしなくても問題がない「インデックス投資」を採用すると良いです。

10年後に会社を辞めてセミリタイアしたい人は、将来的にフロー収入を得たい人が多いです。長期的に配当がもらえるような「高配当株投資」を選択する人って多いですよね。

投資目的がないと大損するかも

2020/3のコロナ相場のチャートです。

10年後、30年後など自分がいつを目標に投資をしてるか明確な人にとっては「暴落」ではなく「バーゲンセール」と判断したのがコロナショックでした。

一方で投資目的がないと、冷静な判断ができずに、狼狽売りして「安く売る」残念な結末に成りかねません。「いつ」までに「どれくらいのリスク」で投資をするのか決めるためにも、投資目的が重要です。

具体的な例で考えてみましょう。

投資目的の例

さて、投資目的を決める意義はお伝えできました。

でも「実際にあなたの投資目的を決めて下さい!」と言われても難しいかもしれません。どんな例があるかご紹介してみます。

来年、車を買うケース

すぐに出費が必要とわかっているのに、高リスクな商品で積み立てるのは危険です。

  1. 1年後に現金が必要
  2. 流動性も安全性も高い必要がある

例えば、持株会の奨励金がめっちゃ高くても、個別株はリスクが高いので避けるべきです。

例えば、日産社員が持株会でお金を貯めてる想像をしてみてください、、、元本割れしてそうですよね。。本当に車がほしいなら、定期預金などで積み立てるほうが良いでしょうね。

子育てのために

子育てには 1,000〜2,500万円かかると言われています。もう少し分解すると、大学では私立文系で675.5万円、私立理系で818.0万円かかるそうです。

  1. 大学入学の18年後には800万円くらい必要
  2. 比較的長期間なので、安全性<収益性でも良さそう

まだ新生児だとすると、大学入学の18年後には800万円あると安心ですね。18年という長期であれば、株式での運用でもリスクは釣り合っていそうです。

  • 貯金で貯める:3.7万円/月が必要
  • 株式で運用 :年利4%で運用すると、2.7万円/月

実際には、株式のケースは、最後の5年で現金比率を高めていきます。とはいえ、金額も期間も大きいため、株式で運用しておいたほうが有利です。

ライフプランの予算は以前の記事を参考にして下さい。

持ち家を持つために

住宅購入費用は、一戸建てだと3,337万円、マンションで4,266万円だと言われています。

  1. 3年後とか10年後とか、目標によって期間が変化
  2. 期間に合わせた安全性を考慮する必要がある

3年後に買いたいなら、定期預金で堅実に貯める方が良いです。

10年後に買いたいなら、はじめの5年くらいは株で運用しても良いかもしれません。

また、買いたいときに現金が無ければ遅らせる判断もできるので、株で運用して、好景気が訪れたタイミングで買うこともできます。

持ち家購入のためなら、あなたのリスク許容度や購入したい意欲によって変わってきますね。

老後の裕福な生活のために

老後にゆとりある生活をおくるためには、65~100歳の35年間で1.51億円必要です。

  1. 老後までは数十年ある
  2. 長期間なので収益性を優先できる

もちろん年金や退職金も利用できますが、個人の用意も絶対に必要です。

老後資金を貯めるためなら、確定拠出年金やつみたてNISAを活用して、税制優遇も絡めていくべきです。

です。

日々の生活資金の上乗せのため

老後ではなく、日々の生活資金を得たいなら、上記の投資方法とは少し変わってきます。

  1. 毎日使いたい
  2. 流動性を優先すべき

配当金をもらえるような、個別株式や投資信託を主軸に据えた投資スタイルが必要でしょう。

「毎月いくらあれば幸せなのか?」も突き詰めた上で、適切な配当金戦略を立てる必要が出てきます。


今回は投資目的についてご紹介しました。

投資目的によって買うべき商品やスタイルがガラッと変わります。

まずはご自身が投資を始める理由をしっかりと見つめてみましょう。

スポンサーリンク

投資目的を考えるためには、ライフイベント毎のコストが参考になってきます。

私の投資スタイルはインデックス投資です。そう決めた理由は老後資金を貯めるためだからです。


良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。

まったり更新していくので、Twitter(@kinikuse)やFeedly, RSSに登録くださると幸いです。

まさ

タイトルとURLをコピーしました