投資の基本

TOPIXと日経平均はどちらに投資すべきか?【2022年の市場再編も考慮】

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こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

日本株のインデックスファンドを買うときは、「TOPIX」と「日経平均」から選びます。でも、その構成銘柄の違いまでしっかり説明できますか?

特にTOPIXは聞き慣れない言葉かもしれません。ツイッターでクイズを出しても正解率は61%でした。​

今回はTOPIXと日経平均のどちらが投資対象として適切かを比較します。

2019年末にニュースにもなりましたが、
TOPIXの構成銘柄は2022年に変更になる可能性があります。

解説記事が少ないポイントにも触れていきます。

この記事で分かること
  • TOPIXと日経平均の違いが説明できる
  • 日本株の投資信託はどっちを買うか決められる
  • 2022年からのTOPIXの変更内容がわかる

少し長めの記事なので、目次から気になるところに飛んで下さいね。

TOPIXと日経平均はどっちがいいの?

結論から言うと、私は分散投資向きの指標であるTOPIX型の投資信託をオススメします。

ポイントは2つあります。

2つの相違点

銘柄数と算出方法が異なります。

特に、算出方法はTOPIXの方が圧倒的に優れています

銘柄数算出方法
日経平均225銘柄単純株価平均
TOPIX2,100銘柄時価総額加重平均

日経平均は日本の主要企業の成績を表します。しかも、ユニクロやソフトバンクなどの超大型株の影響で指数が激しく変動してしまいます。

一方でTOPIXは日本全体の成績を表します。東証一部の約2000銘柄の時価総額ベースで算出するため、一部銘柄の不祥事にはそこまで左右されません

ただし、TOPIXの銘柄数は2022年に大きく変更される見通しです。長期投資をする上ではあまり影響はありませんが、ニュースとしては知っておくべきです。後ほど解説します。

それぞれの解説の前に、株価指数とは何かを説明します。

そもそも株価指数って何?

株価指数とは、株式市場全体の値動きを示す指標です。インデックスとも呼ばれます。インデックスファンドは、これらの株価指数に連動するように運用されています。

日本を代表する指標は「日経平均」「TOPIX」ですが、海外にももちろんあります。

アメリカの「S&P500」「ダウ工業株30種平均(NYダウ)」や、全世界が対象の「FTSE 全世界指数」「MSCI ACWI」が有名ですね。

ちなみに世界全体のインデックスはこちらの記事で解説しています。

TOPIXは東証一部

TOPIX(東証株価指数)とは、東証一部に上場する全銘柄を対象とする株価指数です。

2020/1の時点で2,160銘柄が対象となります。この中には成績不振な銘柄も含まれます。この点は問題視されているので後ほど触れます。

TOPIXの算出には、時価総額の加重平均を利用しています。1968/1/4の時価総額※を100として、そこから相対的に増えた割合です。

 ※時価総額=株価×発行済み株数
(会社をまるごと購入するために必要な金額のこと)

日経平均は日本の代表

日経平均とは、日本経済新聞社が選んだ日本を代表する225銘柄を対象とする株価指数です。

選ばれる基準は大きく3つあります。

  1. 市場での流動性が高いこと
  2. セクター間のバランスを考慮すること
  3. 臨時の入れ替えでは企業の実態を考慮すること

毎年10月に定期入れ替えが行われるほか、採用銘柄が東証2部落ちしたりすると臨時入れ替えもあります。

日経平均の算出は、株価を単純平均するだけです。(厳密には細かい計算もあります)

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TOPIXと日経平均の違い

一言でいうと「日経平均は日本の代表」「TOPIXは日本全体」を表します。

細かい違いは表にしてみました。

観点TOPIX日経平均
銘柄数2,100銘柄以上225銘柄
選定基準東証1部の全て日本市場を代表する銘柄
算出方式時価総額の加重平均
時価総額の合計 ÷ 1968年の時価総額の合計
株価の単純平均
株価の合計 ÷ 除数(分割併合を考慮)
値動き1銘柄の影響は小さい株価が高い銘柄に強く依存
上位5銘柄構成比率の10%を占める構成比率の23%を占める

特に銘柄数と算出方式が大きな違いです。

2019/1/9時点で東証全体の銘柄数は、3,704銘柄です。半分以上をカバーしているTOPIXは分散効果が高いです。

指標の算出方法が全く違う

日経平均は単純な株価ベースの平均です。株式分割をしないせいで株価が高止まりしている銘柄の影響を強く受けます。

実際、値がさ株と呼ばれる、ファストリ(61,990円)やソフバン(29,268円、分割考慮)などの影響を大きく受けています。市場全体が好調でも、これらの銘柄で不祥事があると途端に下がってしまいます

一方でTOPIXは

TOPIXの上位5銘柄

順位銘柄名構成比率
1トヨタ自動車3.55%
2ソニー1.82%
3三菱UFJ1.64%
4武田薬品1.55%
5NTT1.51%
参考:東京証券取引所 TOPIX構成銘柄情報

日経平均の上位5銘柄

順位銘柄名構成比率
1ファーストリテイリング9.36%
2ソフトバンクグループ4.42%
3東京エレクトロン3.75%
4ファナック3.12%
5KDDI2.98%
参考:世界の株価と日経平均先物

最近10年の株価変動も異なる

2009年からの株価変動を比べてみましょう。

株価変動自体は似た動きですが、ここ10年でみるとTOPIXは明らかに負けていますね。

TOPIXは辛うじて東証1部にすがりついてる成績不振な銘柄も対象となります。1年毎に見直しがかかる日経平均のほうが成績が良いのは当然でしょう。

ただし、これは逆も言えます。

日経平均は銘柄数が少ない分、一部の銘柄の影響が大きいです。事実、ファストリという1銘柄に10%弱も依存しているのは分散投資の観点からは望ましくないでしょう。

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NEWS:2022年に東証の市場区分が変わる?

「2022年に東証の市場区分が見直しになる」という報告書が2019/12に公表されました。

「東証1部が肥大化しすぎた」「ジャスダックとマザーズの違いがわからない」といった指摘に対応する形で、4つの市場が3つに削減されます。

参考:金融庁 金融審議会市場ワーキング・グループ 「市場構造専門グループ」報告書 の公表について 

新しいプライム市場の特徴と企業数を分析してみます。

プライム市場の特徴と対象銘柄数
  • 上場基準は「流通時価総額100億以上」で、今より厳しくなる
  • 東証1部で基準を満たさない企業は約300社(2019/4時点)
  • 下位市場で基準を満たす企業は約250社(2019/4時点)
  • ただし、既存の企業は条件を満たさなくても、残存できる

あれ、、本来の目的とずれて、プライム市場が250社増えるだけな感じがします。。

TOPIXはどうなるの?

インデックス投資家にとって、東証1部が対象のTOPIXがどうなるかが重要です。

Q. TOPIXの議論はどう進むのか?
A. 市場区分と指数は別々に議論する。20年6~7月に向けて具体的な内容を示し、22年上半期に移行期間に入る。

東証「プライム」には厳しい基準 市場改革Q&A

新しいTOPIXは新しいプライム市場に連動はさせず、別の基準で算出されるようです。今のところは決まっていないということですね。

予想では、指標が改善される!

ただし、私の予想ですが選定基準は改善されます

新TOPIXの選定基準

〜2022年:東証1部上場の全銘柄

2022年〜:プライム市場の定義である「流通時価総額100億以上」を採用

つまり、成績不振で時価総額が下がっている銘柄が削減されると予想してます。

最終的には、現在の銘柄数よりも50社近くが減りそうです。

ハッピーな結果を期待してます!!

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TOPIXか日経平均か、「好みの銘柄数」で選ぼう!

日本株のインデックスファンドを買う時、TOPIXと日経平均に連動する投資信託はどっちを選ぶべきなのか?

について考えてみました。

結論は、、

好みの銘柄数で選ぼう!
  • TOPIX :日本全体に分散投資したい人向け(2000銘柄以上※)
  • 日経平均:リスクを取って大型銘柄に投資したい人向け(225銘柄)

あなたの考え方しだいですね。笑

おすすめはTOPIX

私ならTOPIXに投資します。理由は2つです。

TOPIXをおすすめする2つの理由
  • 多くの銘柄に分散投資したい
  • 時価総額加重平均なので値がさ株に引っ張られない
  • 2022年以降は、成績の悪い銘柄が除去される期待もある

2つ目の理由はまだ確定情報ではないので、今後も注視していく必要がありそうですね。


今回はTOPIXと日経平均について解説しました。

日本株の代表的な指標については理解できたのではないでしょうか。

「日本全体に投資する」と言っても、TOPIXなのか日経平均なのかは大きな違いです。しっかりと理解して投資しましょう。

個人的におすすめなのは全世界株式への投資ですけどね。

このような金融リテラシーに関するクイズは毎週日曜日に発信しています。過去のクイズはこちらから見れるので、興味のあるかたはどうぞ!

今回は少し専門的でした。難しいですが、ダークプールもかなり詳細に解説しています。

投資信託って何だ?と思う方がいれば一緒に復習しましょう。


良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。

まったり更新していくので、Twitter(@kinikuse)やFeedly, RSSに登録くださると幸いです。

まさ

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