投資の実践

日本での株の取引時間は15時まで?【プロと一般投資家でも違う】

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こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

毎週実施している #金融リテラシークイズも第8回になりました。​

今回の正解は「15時以降も発注できる」です。

個別株の売買をしたことがない人には少し難しかったかもしれません。

ちなみに、個人投資家とプロ投資家では売買可能時間が異なります

もし将来的に、個別株取引を始めたい人は必ず知っておいて下さいね。

この記事で分かること
  • 東証の取引時間が分かる
  • 東証以外はもっと長く取引できる
  • プロ投資家は、、、

東証の取引時間は9時〜15時まで

日本で最も取引量が大きいのは東京証券取引所です。

東証の取引時間は、前場と後場で別れています。

東証の取引時間
  • 午前:9:00〜11:30
  • 午後:12:30〜15:00

ちなみに11:30〜12:30を場間(ばかん)と呼びます。場間はニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所にはない制度です。

まさ
まさ

将来的には、
日本もお昼休みがなくなるかも?

地方取引所は15時半まで

日本には東証以外にも、3つの地方取引所と2つのPTSが存在します。

名古屋・札幌・福岡証券取引所の取引時間は、東証よりも30分長いです。

名古屋・札幌・福岡証券取引所の取引時間
  • 午前:9:00〜11:30
  • 午後:12:30〜15:30

何故長いかというと、東証に負けない存在感を出すためです。

日本の取引は東証に一極集中してる

取引所売買代金(百万円)シェア%
東京691,102,57899.9
名古屋82,8770.0
福岡17,2090.0
札幌51,2880.0

もうね、東証に一極集中です。笑

ちなみに、各取引所に上場する銘柄のほとんどは東証にも上場されています。

地方取引所の存在感を出すために、重複上場銘柄を30分長く取引できるようにしてるんですね。

PTSはもっと遅い

地方取引所ではなく、証券会社が保有する私設取引所のことをPTSと呼びます。地方取引所より、もっと長い時間発注することが可能です。

日本には、SBI証券のジャパンネクスト(JNX)と、欧州のチャイエックス社のChi-Xがあります。

PTS日中取引夜間取引
JNX8:20〜16:0017:00〜23:59
Chi-X8:20〜16:00なし

どちらも地方取引所よりもさらに長い取引時間です。特にJNXは夜間も取引できるのが特徴ですね。

プロだけの取引方法もあります

ただしこれらはオークション取引の話です。市場に発注して、板に乗って、売買する普通の取引ですね。

プロには「クロス取引」という取引手段があります。

まさ
まさ

プロ投資家と証券会社が相対して値段を交渉して
合意すれば売買が成立する方法です

このクロス取引は勝手に行うことはできず、東証か日本証券業協会へ報告する必要があります。

東証とOTCの取引報告可能時間

この報告可能時間まではクロス取引が可能です。

一般投資家には知られないように取引しているので注意が必要ですね。


今回は「取引時間」を解説してみました。

日本の株式売買可能時間
  • 東京証券取引所:09:00〜11:30、12:30〜15:00
  • 地方取引所:09:00〜11:30、12:30〜15:30
  • PTS:08:20〜16:00、17:00〜23:59
  • プロ向け:08:10〜17:30

株の売買をする人以外は意識しなくてよい時間です。

でも、個別株の売買するなら絶対に知っておいて下さい!

特に、プロだけはクロス取引が可能です。知らないところで大口の取引が行われてる可能性がありますよ。

しっかりと勉強してから個別株取引を始めてほしいです。

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