こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
金融リテラシーとはナニカ
答えられますか?
金融庁が「金融リテラシーマップ」という資料で、4つのスキルとしてまとめています。
ただ、40ページ以上あって難しいです笑
2019/11にTwitter上で金融リテラシーマップを噛み砕くウィークを実施しました。
今見返しても有用な内容だったので、まとめ記事として残しておきます。
金融リテラシーについて
金融リテラシーは4つのスキルで定義できます。金融庁が整理した金融リテラシーの定義です。
それぞれについて、具体的にどんな能力が必要なのか?を#日常の金融リテラシーと称して噛み砕きまくりました。
家計管理
家計とは、家族単位での生計のことです。家族の経済をしっかり把握することが基本となります。
【家計管理】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 21, 2019
適切な収支管理を実践すべし。
もし赤字があるなら解消して黒字を確保しましょう。
携帯代や保険・家賃などの固定費削減が一般的です。
自分の状況を把握するために、家計簿をつけることがはじめの一歩です。#日常の金融リテラシー
ツイート少ないですね。笑
その後いくつかの記事を書いているので、そちらで補っています。
家計簿が続かない人こそ、バランスシートをオススメしたい2つの理由【作り方もご紹介】
キャッシュフロー表で支出を見える化する3ステップ【20代の必須スキル】
生活設計
ライフプランニングに関する話です。近年はFPに相談しにいく方も多いかもしれませんね。
でも自分で将来の計画をたてて、その答え合わせにFPを活用するのがあるべき姿でしょう。
【生活設計】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 21, 2019
ライフプランを立てるべし。
例えば…
・都内の持ち家
・車を買ってスキーに毎年行く
・子供は私立中学校に2人
平均ですが、持ち家は4,270万、車は2,000~4,000万、子供は2,000万かかるんです。
大金なので計画的に貯める必要がありそうですね〜#日常の金融リテラシー
【20代の生活設計】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 22, 2019
「ライフイベント表」と「キャッシュフロー表」を作るべし。
要は、将来の大きなお金の増減を整理しとこうということですね。
直近10年間でも構いません。
きっと「どんな業界でどう働いていくべきか」の軸も見つかります。#日常の金融リテラシー
【30代の生活設計】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 22, 2019
資産管理シート(B/S)を作るべし。
現金・保険・確定拠出年金・持ち家…
30代になると保有資産の種類が増えて把握できなくなってきます。
見える化した上で、将来のライフイベントに対応できるかの見直しが必要ですね。#日常の金融リテラシー
金融知識及び金融経済事情についての理解
21世紀は投資が前提となる社会になっていきますが、そのためには最低限の金融・経済知識は必ず必要です。
【金融知識】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 24, 2019
経済情勢に合わせて投資方法を決めるべし。
貯金・株・債券・保険・外貨建商品・不動産…
例えばマイナス金利なので貯金してもまっっっったく増えません。
自分に必要な投資方法を選択してください。#日常の金融リテラシー
【金融知識】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 24, 2019
取引にかかるコストを把握すべし。
例えば、
保険の総支出金額は平均で1500万円!
不動産の売買には100万単位でお金がかかることも!
投資信託の保有手数料が1%高いと、20年間利益が30%も変わる!
気軽に取引せずに理解することが求められてます。#日常の金融リテラシー
【金融知識】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 23, 2019
複利、インフレ、デフレ、為替、リスク・リターンなどの基本的な単語を理解すべし。
資産形成するためには基礎知識は必要です。
誰もがはじめは初心者なのでゆっくり勉強してみましょう。#日常の金融リテラシーhttps://t.co/6fkuHArqN0
金融取引自体も難しいですね。契約方法なども抑えておきましょう。
【金融取引】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 23, 2019
契約は定期的に振り返るべし。
4年前に契約した保険って今も必要ですか?
運用状況は悪化して無いですか?
そのローンは低金利環境下でも適切ですか?
私も…新人のときに加入した保険を見直さなきゃ。笑#日常の金融リテラシー
【金融取引】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 24, 2019
インターネット取引の注意点も把握すべし。
不正アクセスやスパイウェアなどの危険性を理解しましょう。公共LANで株取引とかゾッとしますね…
誤入力も自己責任になるので、確認画面でしっかり確認してください。#日常の金融リテラシー
適切な金融商品の利用選択
金融商品には色々な種類があります。
貯金・保険・ローン・投資信託・株式…これらの中から、自分に適切な商品を選べるような知識を身につけましょう。
保険
【保険】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 24, 2019
必要な保障を計算すべし。
保険は入れる金額ではなく、必要な保障額から逆算してください。
自分のライフプランと合わせて、必要な金額分だけ契約すればいい。
癌になったら高額医療費制度があるし、まだ子供がいないなら奥さん1人で生きていけます。#日常の金融リテラシー
【保険】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 24, 2019
自分に必要な保障内容を考えるべし。
持ち家なら火災保険
車があるなら自動車保険
など損害保険は必要です。
終身保険じゃなくて就業不能保険では?
医療保険は会社の福利厚生で十分では?
生命保険は関東してください。#日常の金融リテラシー
【保険】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 25, 2019
損害保険以外は具体的な数字で加入検討すべし。
そもそも3種類ある
第1分野:命の保険。終身や養老
第2分野:損害保険。自動車や火災
第3分野:病気保険。がんや医療
2は主に1年契約ですぐやめれますが、
1と3は長期契約です
本当に大金を払う必要があるの?#日常の金融リテラシー
ローン・クレジット
【ローン・クレジット】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 26, 2019
奨学金も将来の借金なことを理解すべし。
自分で返済する意思を持ち、返済計画を立てましょう。
奨学金の返済も滞るとブラックリスト行きです。
早期返納や返済猶予制度なども理解して、着実に返済しましょう。#日常の金融リテラシー
【ローン・クレジット】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 27, 2019
住宅ローンの特徴を理解すべし。
・変動金利だと、経済情勢によって返済額が変わるリスクが有る
・頭金によって総返済額が100万単位で変わってくる
・住宅ローン控除を利用すれば金利も安くなる
・新築購入は、翌日に価値が20%ほど減ってしまう#日常の金融リテラシー
【ローン・クレジット】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 27, 2019
クレカの不払いは絶対に避けるべし。
一度でも返済が滞ると、ブラックリストに載ってしまい、
別のクレカの発行や住宅ローンの貸付ができなくなります。
無計画な利用は絶対にやめましょう。#日常の金融リテラシー
【ローン・クレジット】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 27, 2019
クレカのブラックリスト入りの条件を知るべし。
・5年以内に無断で61日以上の長期延滞した
・5年以内に債務整理を行った
・10年以内に自己破産を行った
・5年以内にカードの強制解約を受けた
この他に予備軍からレベルアップもあります(次)#日常の金融リテラシー
【ローン・クレジット】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 27, 2019
クレカのブラックリスト入りの条件を知るべし。その2
・短期の支払い延滞を年3回
・スマホ代の延滞も対象
・奨学金の延滞も対象
・入会半年以内のクレカ解約は新規発行のみに影響
この他に予備軍からレベルアップもあります(次)#日常の金融リテラシー
【ローン・クレジット】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 28, 2019
自分の返済能力に応じたローンを組むべし。
ときに銀行は、返済能力以上の金額を貸してくれます
「するが銀行事件」では頭金がなくても融資を受けつけ、最終的に途方にくれる会社員が出ました…
自分の身を守るために「身の丈返済計画」を立てましょう#日常の金融リテラシー
資産形成商品
端的に言えば投資の知識です。金融リテラシーをまとめた資料のうち、投資が30%も占めていないってびっくりですね。
【資産形成商品】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 27, 2019
自分のリスク許容度を知りましょう。
投資は自己責任でやるものです。
米国株が流行ってるから…などと安易な気持ちで始めると痛い目を見ます。
「何円までなら減っても大丈夫?」
と常に問いかけつつ、リスク資産を購入しましょう。#日常の金融リテラシー
【資産形成商品】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 28, 2019
狼狽売りをしないですむメンタルを鍛えるべし。
金融危機のようなパニック時に低い値段で売却すると損を大きくしてしまう事態を招きます。
長期運用には、これを防ぐ効果もあることを理解しましょう。#日常の金融リテラシー
【資産形成商品】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 29, 2019
長期投資で利益を上げやすくするべし。
長期でコツコツ投資をすると複利効果で利益が上がりやすくなります。
老人にはなくて若者しか持ってない武器が「時間」です。複利を理解して使いこなしましょう(^^)#日常の金融リテラシーhttps://t.co/aR5K2GWIgT
【資産形成商品】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 29, 2019
リスクを下げる分散投資を身につけるべし。
1箇所に投資せずに、複数へ分散するとリスクが軽減できます。
例えば、
・日本株だけに投資すると大震災で資産が暴落→世界中に分散
・株だけだとリーマンショックで暴落→不動産や債券に分散#日常の金融リテラシー
【資産形成商品】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 30, 2019
卵は同じかごに盛るな!
アメリカ株が流行っていますが、1企業だけに投資するのは非常にリスクが高いです。
複数の株に分散投資することが大事です。
まぁ私は世界全体分散の方が好きです。
が、それは個人の趣味(ry#日常の金融リテラシーhttps://t.co/zR39PoxFwg
外部の知見の適切な活用
ライフプランニングも投資も同じで、自分の知識だけでは対応できないほど複雑な社会になっています。
適切な情報ソースを見つけて、損をしない金融リテラシーを身につけましょう。
【外部の知見の適切な活用】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 30, 2019
外部の意見を活用する必要性を理解すべし。
金融商品は複雑性・専門性が高いことを理解しましょう。
その上で、適切な意見を参考にすべきです。
ただ、、営業の話には耳を傾けない方が良いです。
彼と私達の利益は異なる場合が非常に多いので…#日常の金融リテラシー
【外部の知見の適切な活用】
— まさ@金育SE (@kinikuse) November 30, 2019
金融商品の特性を理解すべし。
預金:元本保証だけど増えない
債券:低リスク低リターン
株式:高リスク高リターン
投資信託:分散投資できるけど、正しく選ばないとだめ
特性と仕組みを学ぼう👍#日常の金融リテラシー
金融庁の金融リテラシーマップというツールをわかりやすく噛み砕いてみました。
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まさ