タメになる話

三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングが非常に勉強になりました

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こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

2021年7月28日に行われた三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングに参加してきました。3回目の参加です。

積立投資家のあいだで知らない人はいなそうな投資信託であるeMAXIS Slimシリーズの運用会社です。「業界最低水準の運用コスト」を目指していることもあり、同シリーズの運用総額は1兆円を超えるほどの人気を誇るようです。

まさ
まさ

私も毎月30万円ほど
eMAXIS Slimオールカントリーを
積立てています。笑

過去に2回、ブロガーミーティングに参加していてどちらも突っ込んだ質問に回答いただけています。今回も非常に濃いお話を聞くことができました!

全部のお話を記事化するのは他のブロガーに任せて、気になった部分だけ記事に残しておきます!

三菱UFJ国際投信はどんな会社?

冒頭でも述べましたが、日本の大手資産運用会社の1つです。プロフィールはこんな感じ。

会社概要
  • 三菱UFJグループの資産運用会社(略称はMUKAM)
  • 個人投資家に人気のeMAXIS Slimシリーズを運用
  • 「投信ブロガーが選ぶFund of the year 2020」の1位受賞(オルカン)し、運用商品6本も入賞。
  • 「業界最低水準の運用コスト」を目指す
  • 個人投資家への情報発信頻度が高い

個人向けの情報発信頻度が高いのも特徴の1つです。同様の運用会社に「ひふみ投信」や「NVIC」がありますが、やはり顔の見える運用会社は支持を集めやすいのは知っておいても良いでしょう。

ブロガーミーティングの概要

概要
  • 日時:2021年7月28日(水)19:00〜20:00
  • 場所:ZOOM開催(懇親会は無し)
  • 参加者:37名(ブロガーおよびマスコミ)
  • 「世の中の投資信託に関するウソ・ホントクイズ! 」および「Q&A」

すっかりオンライン開催が定着しましたね。笑

前回は講演30分があってファンド運用の基本を学ぶ投資家教育的な側面が強かったです。

今回はクイズ大会ということで、双方向コミュニケーションの醸成という趣きが強かったです。従来の運用会社各社はリターンを追求した商品で利益を確保してきました。コモディティ化が進んだ現在では、リターン以外の付加価値が求められる時代なのかもしれません。

インデックスファンドはタダ乗り?

城田常務から、新聞記事でも不思議な記事が出たことが始めに指摘されました。

「タダ乗り投資」市場蝕む パッシブ化の弊害強く

日経新聞 2021/7/18付

この記事は、テスラの短期的な値動きを例にとってパッシブ運用を批判していました。ただ、パッシブ運用は長期目線で行うものなので、記事の内容は疑問が残るよね、、というお話でした。

世の中の投資信託に関するウソホントクイズ

最近はYouTubeやTwitterで気軽に情報発信できるようになった反面、間違った情報を散見するようになりました。正しい情報を伝えるためのクイズ企画は好感が持てます

ファンドマネージャーからクイズ大会となり、正答率の高い回答者にプレゼント企画もありました!笑

Q1. 同じ指数への連動を目指す投資信託の良し悪しは、運用報告書に記載されたコスト比較でわかる?

NO.

コストはあくまでパフォーマンスに影響を与える一部の要素でしかない。 トラッキングエラーなども考慮すべき。

そりゃそうですね。信託報酬ばかりが注目されている世の中ですが、それ以外にも見るべきものは多いです。

隠れコストとして実質コストを記事にしているブロガーも多いです。ただし、「取引コストの一部」「タイミングコスト」「貸株収益」「配当税」などは運用報告書にも出てきません。

正しく比較するには、トータルリターンの比較をすることが望ましいとのことでした。

  • ファンドの良し悪しはパフォーマンスで!
  • いわゆる隠れコストだけでは、パフォーマンスは語れない
  • 運用の巧拙やファンドスキームなど様々な要因でパフォーマンスは変化

Q2. ETFは銀行で購入できる?

No.

投資信託は買えるけど、ETFは東証発注が必要なのでNG

これは知ってましたー。他にも色々違いがあるんですよね。ここは割愛!笑

ETFと投資信託の使い分けの方が興味深かったです。

ファンドマネージャーさんはこんな使い分け

  • 基本的に投資信託を積立購入
  • 投信で買えない商品でETFを活用
  • タイミング的にすぐに購入したいときにETFで購入

Q3. 非上場の投資信託とETFの運用は大きな差があるか?

No.

運用面で差がないものも存在

eMaxis Slim 投資信託とMAXIS ETF でいえば、同じマザーファンドで運用されています。細かい仕組みは違いますが、運用上は差が少ないようです。

  • 投信/ETFで違いはあれど、ニーズによって選んでほしい
  • 投信/ETFによっては同じマザーファンドに投資している場合もある
  • インデックス運用も、日々試行錯誤して人間味のある運用をしている

Q4. 米国籍ETFと日本籍投資信託で税制上の違いはない?

Yes

近年、税制改正の結果違いがなくなった

これ、知りませんでした。

米国ETFって税制上は不利だと思ってましたが、改善されてきたんですね。

Q5. 全世界株について、税制上の違いはない?

No.

米国籍とそれ以外で違いがある

Q4とは状況が異なるようです。税金難しすぎる…

  • 海外ETFを通じて、実質的に投資している場合は課税頻度が増える可能性あり
  • 直接投資しているファンドであれば、ファンド内で2重課税を処理

質疑応答タイム

Q.マーケットメーカーって誰?

ETFで発生するスプレッドを狭めるための業者で、購入機会を生んでくれる。

こんなの気になるブロガーいるんですね、すごい。

人気のないETFはAskとBidの間が信じられないくらい広いです。そこを埋めてくれる業者のことを指した名称です。マーケットメーカーが入ってるETFとそうではないETFで板の厚みには有意差があります。それはもうひどいので、明日チラミしてみてください。笑

私が知ってる企業だと「ダルマ・キャピタル」とかが代表的ですかね。一般人には全く関係ない企業な気がしますけどねー笑

Q. アクティブファンドについてどう思いますか?

個人的には、アクティブファンドも小型株投資などはエクスポージャーが取れる。日本ではまだまだインデックスに勝ってる商品もあるしね。

この回答はあくまでファンドマネージャーさんの個人的な意見だそうですが、興味深いです。

SNSで仲良くしてるファンマネさんも同じことをおっしゃっていました。正しい目で見れば良い商品もあるってことですね。

Q. コスト低下が厳しくなる中で、ブローカーの選定基準が知りたい

事前に私から質問した内容です。

選定基準は社外秘です。

基本的にはコストが安い会社に発注しています。過去の執行成績も参考にしている。

運用部から独立したトレーディング部が行っている。執行コストのモニタリングを行ってる。

うーん、、ほんとにコスト見てやってるのかな?笑

Q. 東証の市場再編で、それぞれに合わせたファンドを組成しますか?

プライム、グロースに対応する商品は出さず、TOPIXを活用し続ける。

ただし、投資家の希望があれば組成も検討する。

これは納得ですね。収益性のないファンドは作らなくていいと思います。

Q. 小学生への金融やお金の教育について、運用会社社員は家庭内でどんな実践をしていますか?

特別なことはしていない人もいる。

ジュニアNISAを活用して子供と運用してみればよかったな。。。

確かに。子供と一緒に運用するのはいいことですね。

ただ、これについてはもっといい回答がある気がします。友人ののりさんのブログで色々な実践が紹介されているので、興味のある方はどうぞ〜笑

Q. eMAXIS Slimシリーズで信託報酬を下げる予定はありますか?

 他社動向を注視していく

ほんとそうですね。個人的にはこれ以上下げなくていいです。笑

どちらかというと、信託報酬は残してほしいです。それ以外のコスト削減努力を進めてほしいですね。

参加して思ったけど、やっぱりMUKAMは良い会社

私の投資商品はeMAXIS Slimシリーズがメインです。

前回のブロガーミーティングでも感じましたが「情報開示がすごい!」投資の話って難しいと思うんですが、積極的に開示していってその不安を下げてくれるミーティングでした。

MUKAMは「投資」を「信」用して「託」すに値する会社ですね。

これからも暫くはeMAXIS Slimシリーズを積立て続けていきます

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前回はトレーダー直々の講義もありました。

前々回のブロガーミーティングの感想も記事にしています。

セミナーではないですが、投資家オフ会でもためになる学びがありました。


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良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。

まさ

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