設定 — 基本プロフィールをあとから変更する
初回のオンボーディングで入れた誕生年月や配偶者の有無は、あとから変えられないわけではありません。LIFIRE(開く)では、こうした基本プロフィールの変更はすべて「設定」画面に集約されています。結婚した、子どもが生まれた、FIRE目標を後ろ倒しにした、といった前提の変化はここで直します。
このページでは、設定画面で変更できる項目を上から順に説明します。シナリオの保存やJSONバックアップも同じ画面にありますが、その詳細はデータとプライバシーに譲り、ここでは概要だけ触れます。
対象画面
サイドバー最下部の "設定" ボタン(歯車アイコン) → シミュレーション設定
本人・配偶者を切り替えるタブはありません。本人・配偶者・子供の情報は、この画面の「家族構成」セクションに3枚のカードとして並びます。
このページで分かること
-
誕生年月・配偶者・子供をあとから変更する場所
-
誕生年を変えたとき、入力済みフェーズがどう動くか
-
FIRE年齢・想定寿命・居住地域・インフレ率の変更方法
家族構成を変える
画面の最初にあるのが「家族構成」セクションです。本人(世帯主)・配偶者・子供の3枚のカードが並び、それぞれの誕生年月をここで直します。
本人(世帯主)
"誕生年" ・ "誕生月" に加えて、 "勤続開始年" があります。勤続開始年はiDeCoや退職金の勤続年数の計算に使われる項目で、入社月は4月として扱われます。転職で勤続がリセットされている人は、今の勤め先に入った年を入れてください。
本人の誕生年を変えると、入力済みのキャリアフェーズ全体が年齢差のぶん自動でシフトします。 たとえば誕生年を1年ずらすと、各フェーズの開始・終了年齢も1歳ずつ動きます。配偶者ありの設定の場合は、配偶者の誕生年とフェーズも同じ差分で追従します。誕生年を直したあとは、ライフイベント(タイムライン)でフェーズの区切りが想定どおりかを見直してください。
配偶者
配偶者カードの右上に "有効" / "無効" の切り替えボタンがあります。結婚などで配偶者を追加したいときは、ここを有効にするのが唯一の入り口です。 有効にすると誕生年・誕生月・配偶者の勤続開始年の欄が現れ、収入や年金など各画面に本人・配偶者の切り替えタブが出るようになります。無効に戻すと、各画面の表示は本人だけになります。
子供
子供カードでは、+ボタンで1人ずつ追加し、それぞれの誕生年を入れます(追加直後の初期値: 2022年)。ゴミ箱アイコンで削除もできます。誕生年は現在より最大20年先まで入れられるので、これから生まれる予定の子どもも先に登録できます。 子供の情報は教育費や児童手当の自動計算のもとになるため、人数と誕生年が実態とズレていると支出の形が大きく変わります。
シミュレーション前提を変える
家族構成の下の「シミュレーション前提」セクションには、計算全体の土台になる設定が並びます。
基準日時
"シミュレーション開始年" は、計算上の「現在」として扱う年です。通常は触らなくて大丈夫です。この欄で選べるのは年だけで、月は選べません。
計算の起点となる月は、初回オンボーディングを実行した月で自動的に決まります。初年度は、この起点月から12月までの部分年で計算されます(例: 7月にオンボーディングした場合、初年度は7〜12月の6ヶ月分)。保有資産の残高は、この起点年月時点の金額で入れてください。 以前は「開始年の1月時点の金額に置き換えて入れる」と案内していましたが、これは現在の入力前提とは逆です。1月時点の金額をすでに入れている場合は、起点月時点の残高に入れ直してください。
起点は一度決まると自動では動かないので、プランを長く使うほど今の月とズレていきます。ズレが気になってきたら、次の「計算の起点を今月に合わせ直す」を読んでください。
計算の起点を今月に合わせ直す
7月にオンボーディングしたプランを8月以降も使い続けると、起点は7月に固定されたままです。8月時点の資産残高を入力しているのに計算は7月から回るため、最終資産が実態より高く出ます(目安で約5%)。このズレを直す手段として、シミュレーション前提のセクションに "計算の起点を今月(◯月)に合わせ直す" という操作ボタンがあります(◯は当月)。補足には「入力済みの資産額の意味が変わります」と表示されます。
起点が当月とズレている間は、警告バナーで「◯ヶ月間乖離しています」と案内されます。閉じると当月中は再表示されませんが、月が変わるとまた出ます。
操作を実行する前には確認ダイアログが開き、次の3点が常時提示されます。
- 現在資産の入力前提が変わること
- 試算結果が変わること
- この操作で◯ヶ月分の収支が計算対象から外れること(その月数ぶんの収入・支出・NISA/iDeCoの積立実績・運用益がシミュレーションから除外されます)
折りたたみを開くと「移動する項目の一覧」を確認できます。起点が追い越して計算対象外になるライフイベントや退職一時金がある場合は、別枠の赤いカードで警告が表示されます。
元に戻せません
起点の更新は取り消せません。心配な場合は、実行前に今のプランをシナリオスロットへ保存しておいてください。保存の手順はデータとプライバシーにまとめています。
確定は "適用して資産入力を確認" と "確定のみ" の2択です。前者は起点を更新したあと資産入力の確認へ進み、後者は起点の更新だけを行います。更新後は、保有資産の入力欄に「入力された保有資産(現金・株式・NISA時価/簿価・iDeCo・目的別資産)の残高は◯年◯月時点の金額として扱われます」という注記が付き、◯には現在の起点年月がそのつど反映されます。借入金(住宅ローン・自動車ローン等)の残高はこの対象外で、開始月からの元金償却で自動計算されるため、起点を更新しても入れ直しは不要です。
"シミュレーション開始年" の欄を直接書き換えた場合も、この操作と同じ確認ダイアログを経由します。以前は開始年を1つ進めても年齢が再計算されず、全フェーズが12ヶ月ぶんズレる不具合がありましたが、この確認フローに統一されたことで解消しました。開始年を過去へ戻す操作は拒否されます。
居住地域
"居住地域" は3択で、選んだ地域に応じて家賃・駐車場代・保育料などのデフォルト値が自動調整されます。
| 選択肢 | 想定される地域 | 何が変わるか |
|---|---|---|
| 東京 | 23区内など | 家賃・駐車場代が極めて高い前提。保育料の独自無償化策を反映 |
| 都市部 | 政令指定都市や主要都市圏 | 家賃・駐車場代が高めの前提 |
| 地方 | 車が必須の地域 | 固定費は抑えめ。車両維持費の比重が上がる前提 |
引っ越しでここを変えると、各画面で初期値のままにしていた金額の前提がまとめて動きます。 個別に上書きした金額はそのまま残るので、変更後は主要な支出欄をひととおり見直すのが安全です。
FIRE年齢
"FIRE年齢" の欄の上に、 "FIRE年齢を他の設定に反映する" トグルがあります。オンにすると、FIRE年齢を動かしたときに、収入フェーズの終了年齢・退職金の受取開始年齢・投資の積立終了年齢・年金額が追従します。 追従するのは、各画面で個別に連動をオンにした項目だけです。オフにすると、FIRE年齢を変えても他の設定は動きません。就労の終了時期と資産の取り崩し時期を切り離して考えたい場合は、オフにしておきます。
FIRE年齢の入力欄そのものは、トグルのオン・オフに関わらず、いつでも手で入力できます。ここで設定した目標FIRE年齢が、各画面の炎アイコン(FIRE年齢に連動チェック)の基準値になります。連動をオンにしておけば、FIRE年齢を1つ動かすだけでシナリオ全体を組み替えられるので、試算の比較が一気に楽になります。連動チェック側の使い方はライフイベント(タイムライン)にまとめています。
想定寿命
"想定寿命" はシミュレーションの終了年齢です(初期値: 100歳)。60〜120歳の範囲で設定でき、ここで決めた年齢まで資産運用や支出の計算が続きます。長生きリスクを厳しめに見たい場合は、105歳や110歳に伸ばして資産が持つかを確かめる使い方ができます。
インフレ率
インフレ率は2つに分かれています。 "全般的なインフレ率" (初期値: 1.5%)は住宅費・車両費・ライフイベント・生活費のユーザー入力金額に適用され、 "教育費インフレ率" (初期値: 1.5%)は授業料などの教育関連費用に適用されます。中学受験費用(塾代)だけは別途3%で固定です。医療費や保険料は、統計データに基づく固有の変動率を使うため、この2つの率の対象外です。
シナリオ保存・バックアップもこの画面にある
家族構成とシミュレーション前提のあいだには、シナリオ管理のセクションがあります。現在の設定一式を最大3つのスロットに保存してワンクリックで切り替えたり、JSONファイルとしてエクスポート・インポートしたり、 "すべてのデータをリセット" で初期状態に戻したりできます。端末をまたいでデータを引き継ぐ唯一の手段はJSONエクスポートです。 保存の仕組みと手順の詳細はデータとプライバシーで説明しています。
画面の最後にはフィードバックの送信リンクもあります。要望や不具合の報告はここから送れます。
次に読む
基本プロフィールを直したら、変更が入力済みの各画面と矛盾していないかを確認しておきましょう。特に誕生年やFIRE年齢を動かしたあとは、タイムラインの見直しが効きます。
- はじめかた — 初回オンボーディングで入れる項目のおさらい
- データとプライバシー — シナリオ保存・JSONバックアップの詳細
- ライフイベント(タイムライン) — フェーズとFIRE年齢連動の操作