コンテンツにスキップ

iDeCo — 拠出・運用・受け取りの設定

iDeCoは「積む・育てる・受け取る」の3段階がぜんぶ別のルールで動く制度です。掛金の上限は働き方で変わり、受け取り方も一時金・年金・併用と分かれています。LIFIRE(開く)のiDeCo設定も、この3段階に対応した3つのブロック+現在の残高、という構成です。

このページでは、投資画面の「個人別設定」に並ぶiDeCoの4つのブロックを、上から順に「何を入れるか」で追いかけます。繰上げ・繰下げの損得や、拠出すべきかどうかといった判断には踏み込みません。あくまで入力欄の意味の説明です。

対象画面

「資産運用」タブ → 個人別設定 → iDeCo

設定は本人・配偶者タブで人ごとに分かれます。配偶者ありの設定にしている場合は、タブを切り替えて夫婦それぞれの口座を別々に入れてください。

このページで分かること

  • 現在のiDeCo残高と運用対象の入れ方

  • キャリアフェーズ連動の拠出設定と、区分による上限の変化

  • 運用フェーズの切り替えと、受取方法3択の入力

現在の運用状況を入れる

最初のブロックは "iDeCoの現在の運用状況" です。すでにiDeCoをやっている人は、ここで口座を追加して、現在の評価額(時価残高)と、いま何で運用しているか( "運用対象" の資産クラス)を選びます。まだ始めていない人は口座を追加せず、次の拠出設定から入れば大丈夫です。

コア資産の口座と違って簿価の欄がないのは、iDeCoが受け取り時に退職所得や雑所得として別の仕組みで課税されるからです。 譲渡益ベースではないので、時価だけ入れておけば足ります。

拠出設定はキャリアフェーズに連動する

次が "iDeCo 拠出設定(キャリア連動)" です。収入のタイムラインで組んだキャリアフェーズが、そのまま1件ずつカードになって並びます。転職や働き方の変化で掛金を変える予定があるなら、フェーズごとに違う額を入れられます。

各フェーズでまず選ぶのが "区分" です。3つのボタンがあり、当てはまるものをオンにします(同時に選べるのは1つで、別のボタンを押すと切り替わります)。区分によって毎月の拠出額の上限が変わり、入力欄の下に「上限いくら」のヒントが出ます。

区分 何が変わるか
(未選択) 会社員は企業年金なしの第2号、自営業は第1号として上限を判定
企業型DC 拠出欄が "マッチング拠出額""事業主拠出額" の2つに増える
DB 確定給付企業年金がある人の拠出上限で判定
公務員 公務員の拠出上限で判定

上限を超えた額を入れると "限度額超過" の警告が赤く表示されるので、実際の掛金に合わせて調整してください。 企業型DCを選んだときは、自分の掛金の欄が "マッチング拠出額" に変わり、隣に "事業主拠出額" (会社が出す分)の欄が出ます。自分の拠出がゼロでも、事業主拠出だけ入れておけば残高の伸びに反映されます。

お子さんがいる設定の場合は、フェーズ一覧の下に「育休中の拠出設定」というトグルが出ます。育児休業の期間中もiDeCoの拠出を続けるかどうかの切り替えで、オフにすれば育休フェーズの間は掛金が止まる計算になります。

運用フェーズで「何歳から何%で回すか」を決める

3つめのブロックが "iDeCo 運用フェーズ設定" です。開始年齢〜終了年齢の区間ごとに、期待リターンとリスク(標準偏差)を設定します。「運用フェーズを追加」で区間を足せるので、「若いうちは株式中心、受け取りが近づいたら債券寄りに切り替える」といった年齢に応じた配分変更を表現できます。

期待リターンの欄の+ボタンを押すと「アセットミックス・ヘルパー」が開き、資産クラスの配分をスライダーで組むと、その組み合わせの期待リターンとリスクを(資産同士の相関まで含めて)自動計算してくれます。 合計が100%になると「この値を適用する」ボタンが押せるようになり、計算結果がそのままフェーズの欄に入ります。利回りを自分で決めるのが難しい場合は、配分から逆算すると楽です。

受取設定 — 一時金・年金・併用の3択

最後が "受取設定・出口戦略" です。まず受取開始年齢を入れて、受取方法を3つから選びます。

受取方法 追加で入れる項目
一時金受取 なし(開始年齢に一括で受け取る)
年金形式受取 年金受取期間(年数)
一時金・年金併用 年金受取期間+一時金として受け取る金額

年金形式か併用を選ぶと "年金受取期間" の欄が出て、残高をその年数で分割して受け取る形になります。併用の場合はさらに「一時金として受け取る金額」を入れ、その額を先に一時金で受け取り、残りを年金で分割します。どの受け取り方が税金的に得かはその人の退職金や年金額しだいなので、何パターンか入れ替えて結果を見比べてください。

iDeCoは自動取り崩しの対象外

iDeCoの資産は、生活費が足りないときの自動取り崩しの列(現金→特定口座→旧NISA→新NISA)には入りません。

60歳まで引き出せない制度なので、「足りないから今月ちょっと崩す」ができないお金として、ここで設定した受け取り方に沿って別枠で処理されます。設定したのに資産推移で取り崩されない、と焦らないでください。取り崩し順序の詳細はNISA戦略にまとめています。

資産推移予測プレビューでiDeCoの伸びを確かめる

iDeCoの残高は、「資産運用」タブ下部の「資産推移予測(口座別)」プレビューに、独立した帯として現れます。拠出設定と運用フェーズを入れたあと、iDeCoの帯が想定どおりに伸び、受取開始年齢から取り崩されていくかをここで確認できます。 プレビューの読み方は投資にまとめています。

次に読む

iDeCoの設定を終えたら、投資全体の前提と、非課税口座の使われ方をあわせて確認しておきましょう。

  • 投資 — 期待リターン・リスクと口座区分の入れ方
  • NISA戦略 — 非課税枠の充填と取り崩し順序の考え方