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生活費 — 現役中とリタイア後の使い分け

LIFIRE(開く)の生活費は、 "基本生活費""ライフイベント" の2つのセクションに分かれています。毎月かかる暮らしの費用と、旅行や車の買い替えのようにたまに発生する支出を、あえて別枠で管理する作りです。

この2つを分けずに、全部まとめて基本生活費に入れてしまうケースがあります。それだと数年に一度の大きな出費が毎月かかる前提になり、資産の減り方が実態より厳しく出ます。どちらの欄に何を入れるかを最初に整理しておくと、あとの見直しが楽になります。

対象画面

「支出・イベント」タブ → 生活費セクション(基本生活費・ライフイベント)

本人・配偶者を切り替えるタブはありません。世帯共通の支出として一括で登録します。

このページで分かること

  • 基本生活費とライフイベントの使い分け方

  • 生活費の適用期間を年齢で区切る方法

  • 暴落が来たときに支出を自動で抑える機能

基本生活費は「毎月かかる暮らしの費用」を入れる

基本生活費は、食費や光熱費など毎月継続してかかる支出を項目ごとに登録する欄です。項目ごとに名称、月額(万円)、インフレ調整のオン・オフ、適用期間を設定します。デフォルトでは、夫婦2人分の基礎生活費(初期値: 約18.3万円)と、第1子・第2子それぞれの養育費(初期値: 約4.2万円)が分けて用意されています。ただしこの2件は初期値として最初から入っているだけで、3人目以降の子供がいても自動では項目が増えません。増やすかどうかは自分で判断して追加する形です。

"適用期間" は「本人年齢」「配偶者年齢」「子供年齢」のいずれかを基準にして、開始年齢〜終了年齢で区切ります。

基準 追加で必要な設定
本人年齢 なし
配偶者年齢 なし
子供年齢 対象の子を選ぶセレクトが追加表示

それぞれの基準にFIRE年齢と連動させるチェックボックスが付いているので、「FIREしたら養育費以外は減らす」といった設定もチェック一つで反映できます。連動の使い方と注意点はライフイベント(タイムライン)で説明しています。子供が複数いる状態で適用期間を「子供年齢」にすると、どの子を基準にするかを選ぶセレクトが追加で表示されるので、養育費を子供ごとに分けて管理できます。 "インフレ調整" をオンにしておくと、この先の物価上昇分を織り込んで計算するので、基本的にはオンのままにしておくのが無難です。

"項目追加" を押すと、新しい項目が追加されます(初期値: 月5万円・36歳〜100歳・インフレ対象)。ペットの費用や趣味の固定費のほか、3人目以降の子供の養育費もここから追加する形です。適用期間を「子供年齢」に変えて対象の子を選べば、標準の2項目と同じ扱いで計算に組み込まれます。項目を削除すると、5秒間だけ画面下に "元に戻す" のトーストが出るので、間違って消してしまってもその間なら取り消せます。

初期値は家族構成から自動で振り分けられる

基本生活費の2項目(基礎生活費・養育費)は、自分でゼロから入れたものではなく、最初のオンボーディング(初期設定)で入力した「毎月の生活費」と子どもの人数から自動で振り分けられた初期値です。 仕組みを知っておくと、あとで金額を直すときに迷いません。

振り分けのルールはシンプルで、子ども1人あたり月4.2万円を養育費として切り出し、残りを基礎生活費に回します。

入力(オンボーディング) 振り分けられる項目 月額 計上期間
毎月の生活費 27万円・子ども2人 子1養育費 4.2万円 その子の0〜22歳
同上 子2養育費 4.2万円 その子の0〜22歳
同上(残り) 基礎生活費 18.6万円 本人年齢基準

オンボーディングで入力した生活費が、基礎生活費と子どもの養育費に自動で振り分けられて計上される様子

養育費は各子どもの0〜22歳の期間だけ計上され、その子が独立すると自動で消えます。基礎生活費は本人年齢を基準にずっと計上されます。入力した「毎月の生活費」を後から見直したいときは、基礎生活費の金額を直接書き換えれば大丈夫です。

注意点として、子どもが3人以上いる場合は、3人目以降は自動では作られません。 おさがりなどを考慮すると、1人当たり費用が低減する可能性が高いです。この画面で「項目追加」から手動で足してください。

ライフイベントは「たまにある支出」を登録する

旅行、車の買い替え、家電の入れ替えなど、毎月ではなく単発または数年おきに発生する支出は、ライフイベントのセクションにまとめます。単発(1回きり)か毎年(継続)かを切り替えられ、金額とタイミング(本人・配偶者・子供の年齢のいずれか)を設定する点は基本生活費と同じです。

このセクションだけの機能として、 "暴落時支出調整" があります。年間の資産が20%以上下落する暴落が起きたとき、そのイベントの支出をどれくらい抑えるかを0〜100%のスライダーで指定できるものです。オンにすると(初期値: 50%)、暴落中は旅行やレジャーの予算を減らす、といった現実的な行動をシミュレーションに反映できます。 "イベント追加" を押すと(初期値: 月10万円・36歳〜80歳・毎年発生・インフレ対象)新しいイベントが追加されるので、そこから自分の予定に合わせて金額と時期を書き換えていきます。

区分 頻度 暴落時支出調整
基本生活費 毎月 なし
ライフイベント(単発) 1回きり あり
ライフイベント(毎年) 継続 あり

住居費や税金・社会保険料は、この生活費の欄には含めません。住居費は住宅のページ、税金・社会保険料はシステムが自動で計算するので、ここには暮らしの支出だけを入れておけば十分です。

生涯生活費プレビューで確かめる

生活費の画面には「生涯生活費・イベント」のプレビューがあり、基本生活費(緑)とライフイベント支出(青)を年齢ごとに積み上げた棒グラフと、生涯累計額が表示されます。この累計額はインフレ率を織り込んだ名目値です。 入力を変えるとプレビューも即座に更新されるので、項目を追加・修正するたびに累計額がどう動くかをここで確認できます。

次に読む

生活費の枠組みが分かったら、次は住居費の設定と、教育費のような子供関連の支出を確認していきましょう。

  • 住宅 — 賃貸・持ち家・維持費の設定方法
  • 教育費 — 進路パターンと児童手当の扱い