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教育費 — 進路パターンと児童手当

LIFIRE(開く)の教育費は、子供1人ずつに "進路パターン" を設定していく画面です。小学校から大学院まで、公立か私立かを段階ごとに選んでいくだけで、その組み合わせに応じた学費が自動で試算されます。

子供が複数いる場合、1人ずつ全部の項目を入力するのは手間がかかります。そこで2人目以降は "1人目と同じ設定にする" というチェックボックスが用意されていて、進路がだいたい同じ想定でいいなら、そこにチェックを入れるだけで済みます。

対象画面

「教育」タブ

本人・配偶者を切り替えるタブはありません。子供ごとに進路パターンを設定します。

このページで分かること

  • 子供ごとの進路パターン(公立・私立、大学、大学院)の選び方

  • 学童保育・中学受験という2つの特別枠の費用

  • 費目ごとに違う教育費インフレ率(連動と固定3%)

  • 児童手当がこのページでは入力不要な理由

進路を段階ごとに選んでいく

まず未就学期間として、 "預け先" を認可保育園・幼稚園・認可外・未就園から選び、預け始める年齢と月を入れます。保育料は居住地域の設定と連動して自動選択されるので、地域ごとの相場をいちいち調べる必要はありません。

その後は小学校・中学校・高校のそれぞれで公立・私立を選びます。公立から私立に切り替えると、選択肢の下に出る概算費用がその場で変わるので、進路による差をすぐ確認できます。このうち小学校の期間には、 "学童保育""中学受験" という、他の費目とは計算の仕方が違う2つの特別枠があります。この2つは次の見出しで個別に説明します。

高等教育では、 "大学区分" (国公立・私立・未進学)と "専攻" (文系・理系・医歯薬系)、 "大学院区分" を選べます。

大学区分 選択後に起きること
国公立 専攻(文系・理系・医歯薬系)を選び、区分に応じた学費で試算
私立 同上(私立の学費区分で試算)
未進学 専攻の選択欄が消え、大学費用は計上されない

自宅を離れて通学する予定がある場合は "自宅外通学" にチェックを入れると、仕送りや生活費が別途計上される仕組みです。

2人目以降のお子様で「1人目と同じ設定にする」にチェックを入れると、進路パターンがまるごとコピーされ、以後は1人目の設定を変えるたびに自動で追従します。チェックを外せば、その時点の内容を保ったまま個別に編集できるようになる仕組みです。

段階 選べる区分 備考
未就学 認可保育園・幼稚園・認可外・未就園 居住地域の保育料と連動
小・中・高 公立・私立 学童・中学受験は別途チェック
大学・大学院 国公立・私立・未進学 専攻・自宅外通学も設定可

学童保育の費用(小1〜小3の特別枠)

小学校の設定で "学童保育" を利用するにすると、公立・民間の別を選べます。費用は、住まいの地域と公立/民間の組み合わせで決まる年額が、小学1年生から3年生までの3年間だけ計上されます。 公立はおおむね年6〜12万円、民間は年48〜80万円と幅があり、居住地の設定に連動して自動で当てられます。小4以降は学童の費用が計上されないので、放課後の預け先を長く使う前提なら、その分は生活費側で見ておくと実態に近づきます。

中学受験の費用(小4〜小6の特別枠)

"中学受験" をするにチェックを入れると、小学4年生から6年生までの3年間、通塾費用(受験料を含む)が計上されます。学年が上がるほど負担が増える実態に合わせて、金額は学年別に変わります。

学年 計上される年間費用
小4 70万円
小5 95万円
小6 140万円

この塾代は、他の教育費とインフレの当て方も違います。 どう違うのかは、次の見出しでまとめて説明します。

教育費のインフレ率は費目で違う

教育費は、世帯全体の生活費とは別の物差しでインフレを見込みます。ここがLIFIREの教育費の少し特殊なところで、押さえるべきは次の2階建てです。

  • 教育費の大半は、専用の "教育費インフレ率" (初期値: 1.5%)で伸ばします。 これは共通設定の欄にあり、自分の見立てに合わせて変更できます。保育料・授業料・入学金・学童保育・大学費用・自宅外通学まで、教育費のほとんどがこの1本のレートで動きます。生活費や医療費に使う世帯全体のインフレ率とは、別で管理されています。
  • 中学受験の塾代だけは、年3%の固定インフレ率で伸ばします。 こちらはユーザーが変更できません。学習塾市場の価格上昇が年3%前後で推移してきた統計を根拠に、他の教育費より速く伸びる実態を別枠で織り込んでいます。

つまり、 "教育費インフレ率" のスライダーを動かすと大半の費目は一緒に動きますが、中学受験の塾代だけはスライダーに関係なく3%で伸び続けます。費目ごとに当てているインフレ率を並べると、次のイメージです。

連動(変更可・初期値1.5%) 固定3%(中学受験・変更不可) 0% 1% 2% 3% 1.5% 3.0% 保育料 小学校 学童 中学校 高校 大学等 中学受験

大半の費目は同じレート(初期値1.5%)で連動し、中学受験だけが独立した3%で立っています。中学受験を予定に入れている家庭は、教育費インフレ率を下げても塾代の伸びだけは緩まない、という前提を頭に入れておいてください。

児童手当はこのページでは入力しない

児童手当の入力欄はこのページにはありません。 2024年10月の制度改正に対応した形で、子供の年齢に応じて自動計算される仕組みになっているからです。3歳未満は月1.5万円、それ以降18歳到達年度末までは月1万円、第3子以降(22歳到達年度末までの子でカウント)は月3万円が目安として自動で加算されます。

子供の人数や生年月日は、最初の基本プロフィールで入力した内容がそのまま使われます。教育費のページであらためて登録し直す必要はないので、「あれ、児童手当の欄がない」と思っても、それで正しい状態です。人数や年齢を修正したくなったら、教育費のページではなく基本プロフィールの側を直してください。

生涯教育費用推計プレビューで確かめる

画面には「生涯教育費用推計」のプレビューがあり、子供ごとの授業料・入学金・通塾費用・保育料を合算した生涯累計額(世帯合算)が、子供別の系列を積み上げた棒グラフで表示されます。中学受験にチェックを入れた子供がいる場合は、その受験費用を年3%の固定インフレ率で試算している旨が評価欄に表示されます。

次に読む

進路パターンを設定したら、生活費との兼ね合いや、進学・独立といった他のライフイベントも合わせて確認しておきましょう。