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資産が増えても、支出は増えなかった|我が家が課金したものの実額公開

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この記事で伝えたいこと

資産が増えてから買ったものの、実額と理由の全記録。

支出のトリガーは資産額ではなく、ライフイベントと物理的な制約。

買えなかったものの理由も、お金ではなく部屋の広さと時間だった。

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

Xで「資産が増えて、お金を使うようになったものって何だっけ」という話題が回ってきました。ななしさんのブログを読んで、あ、これちょっと自分も書いてみたいなと思ったので書いてみます。

意気揚々と書き出しました。そして5分で手が止まりました。

「資産が増えたから買った」と言えるものが、一つも出てこない。

買ったものはあります。それなりに高いものもあります。でも全部「必要になったから」買ったのであって、「お金が貯まったから」買ったものじゃなかった。

ひとまず、買ったものを全部並べてみます。

この記事で分かること

  • 資産形成中の我が家が実際に課金したものと、その実額
  • 「食品は3倍に上げやすい」の正体は満足度ではなく払いやすさだった話
  • 買い物を止めているのが本当にお金なのか、を確かめる方法

資産形成の最初は「使わない」に全振りしていた

新卒で一人暮らしを始めたころ、意識は完全に「どこにお金を使わないか」に向いていました。保険の見直し、通信費、電気・ガス・ネット。固定費から潰していくのは、行動としては正しいです。実家の固定費を洗ったら年14万円出てきた話も、そのままの延長線上にあります。

ただ、このフェーズには終わりがあります。固定費の削減は一巡すると打ち止めになる。そこから先は「生活水準を上げないまま維持する」という、わりと退屈な時間が続きます。

で、その後の話です。

時系列で並べた、我が家が課金してきたもの

まず、資産が増えたら買いガチなものをあげてみます。

ルンバ(約5万):一人暮らし始めた瞬間に

一人暮らしを始めた瞬間に買いました。2015年から今日まで手放していません。

ポイントは、資産がほぼゼロの時期に買っているということ。給料も新人の額です。それでも買った。資産額はトリガーになっていません。

ドラム式洗濯機(約15万):すぐには「買えなかった」

実家に乾燥機があって、これがないと生きていけない体になっていました。だから1年目に買おうとしたんです。

でも買えませんでした。理由はお金じゃなくて、部屋が狭くて置けなかったから。

3年目の引っ越しのとき、「洗濯機置き場が広いこと」を物件の条件に入れて探しました。そこでやっと買えた。

制約は資産額ではなく物理的な条件だった。ここ、あとで効いてきます。

結婚してから増えた支出は「食品」と「睡眠」に集中していた

安い海苔と高い海苔で満足度がどう変わるか

変わったのは結婚してからです。2020年前後と、子供が生まれてからのここ2〜3年。

食品は「3倍」に上げやすい

値段を3倍くらいにすると、たぶんどの価格帯でも同じくらい満足度は上がります。300円の海苔を800円にしても、10万円の家電を30万円にしても、良くなること自体は同じ。

海苔がわかりやすいです。うちは10枚入り300円のものを食べていたんですが、これを800円のものに変えました。安いほうは食べていても「普通」なんですよね。高い真っ黒な海苔にするだけで満足度が爆上がりする。だし醤油も同じで、ちょっと高いやつを買って使うだけで、家の料理が全部おいしくなります。笑

違うのは満足度のほうじゃなくて、払いやすさのほうでした。

元の値段 3倍前後にすると 追加で払う額 実際に払えるか
300円の海苔 800円 +500円 何も考えずに払える
1,000円の中国産うなぎ 3,000円 +2,000円 まあ払える
10万円の家電 30万円 +20万円 厳しい...

同じ「3倍」でも、+500円は何も考えずに払えて、+20万円は悩ましい。

だから食品は3倍に上げやすいんですよね。満足度が跳ねるのは10万円の家電だって同じはずなんですが、そっちは+20万円という金額のほうで手が止まる。海苔は止まらない。それだけの違いです。

睡眠投資(20万):単価が高くても回収できる

コアラマットレスはシングル1枚が約8万円、枕はエアウィーヴで約2万円。これを夫婦2人分そろえたので、締めて20万円です。2020年、結婚した年でした。

これは全然違いました。睡眠の質がはっきり変わったと思います。枕のほうは最近ヘタってきていますが、それでも6年もっているので、年あたりで割ればたいした額じゃない。

睡眠は毎日8時間、365日発生します。使う回数で割ると、1回あたりが安すぎて何も考えなくなる。

ここでも買ったきっかけは資産額ではなく、結婚というライフイベントでした。

リカバリーウェア(1.2万):効いたのは体がバキバキになってから

いわゆる睡眠時に着るリカバリーウェアです。テンシャルが出始めたころから着ていましたが、当時は効果をまったく実感できていませんでした。

変わったのは、子供と全力で大暴れして遊ぶようになってから。体がバッキバキの状態でこれを着て寝ると、朝のバキバキ感が軽くなっている気がします。あくまで個人の体感ですけどね。

今はワークマンのものを使っています。1着約2,000円、上下3着ずつで合計1万2,000円。2着だと洗濯が回らないので、これくらい必要でした。テンシャルだと上下1セット2万6,000円くらいします。

ワークマン テンシャル
上下1セット 約4,000円 約2万6,000円
一般医療機器の登録 あり あり

ワークマンのものも一般医療機器の登録品です。区分としては同じで、違うのは値段のほう。

ただし、これは万人におすすめできる買い物ではないと思っています。デスクワーク中心であまり肉体的に疲れていない人が着ても、たぶん違いはわからない。肉体労働みたいな毎日を送っている子育て世帯には効く、という限定つきの話です。

無煙焼肉器(1万):赤ちゃんのための買い物

アラジンのグラファイトグリラーを買いました。約1万円です。

買った理由は一つだけ。赤ん坊を焼肉屋に連れて行くのが、かわいそうだったから。

煙がもうもうの店に下の子を連れて行くのは無理があるし、熱い鉄板の横に座らせるのも危ない。かといって店の床に寝かせるわけにもいかない。子供がいると、焼肉屋に行くこと自体のハードルがめちゃくちゃ高いんですよね。

家で焼けるなら全部解決します。家族で焼肉屋に行けば1回で1万円は飛ぶので、1回で元が取れて、あとは何度でも使える。QOLはかなり上がりました。

でもこれも、結局は必要だから買っています。お金があるから買ったわけじゃない。

スキー費用(約70万):資産が増えても、変わらなかった支出

独身時代と今のスキー滑走日数の変化

逆に、資産形成が進んでも何も変わっていない支出もあります。スキーです。

旅行関連費として年70万円ほど使っていますが、「お金がないから今年はスキーやめよう」と思ったことは一度もありません。内訳はこちらの記事に全部書いたので割愛します。旅行にめちゃくちゃ行く人から見れば、そんなに高い額でもないと思いますし。

おもしろいのは滑走日数のほうです。

独身時代 現在
年間の滑走日数 約30日 約10日
滑りに行く人数 1人 3人

日数は3分の1に減ったのに、支出は変わっていません。 1人だったのが2人になって、3人になったからです。リフト券も宿もレンタルも、全部人数分かかりますからね。

減ったのは日数のほうで、しかも理由はお金じゃなくて、子育てで時間が取れないからです。ドラム式が買えなかったときの制約が「部屋の広さ」だったのと、構造は同じ。効いているのは金額じゃない。

これから解禁したいのは、家事の外注

今後お金を使いたいと思っているのは家事の外注です。まだ一度も使っていません。「使ってみたいな」と思っている段階です。

育児のサポートを外注するのは、正直まだちょっと怖くてやりたくない。でも家事のほうはやっていきたい。

理由は育休明けです。育休中は自分たちで全部回せるんですが、平日フルタイムに戻って、子供2人(今後さらに増える可能性もある)を土日込みで何のサポートもなしに回すのは、たぶんきつい。

【結論】支出を止めていたのは、ずっとお金じゃなかった

一通り書き出して分かったのは、「資産が増えたから支出を増やす」という行動を、自分はほとんどしていないということでした。

ほとんど、と書いたのは食材だけ例外だからです。海苔もだし醤油も、必要になったから買ったわけじゃない。あれは正直、余裕が出たから上げたんだと思います。ただ上がった額は海苔1パックで500円で、我ながらスケールが小さい。

残りは全部、必要が先でした。なんでだろうと思って、今度は逆に「買わなかったもの・できなかったこと」の理由を並べてみたんです。そしたら、こうなりました。

できなかったこと 止めていた理由
1年目にドラム式が買えなかった 部屋が狭くて置けなかった
スキーが年30日から10日に減った 子育てで時間が取れない
家事の外注をまだ使っていない 踏ん切りがついていない

どれもお金じゃない。

自分の支出を止めていたのは、ずっとお金以外の何かでした。部屋の広さだったり、時間だったり。だから資産が増えても、解除されるものが何もなかった。生活が変わらなかったのは当たり前で、金がボトルネックだった買い物がそもそも無かったんですよね。

正直に書くと、「資産が増えて増やした支出」を意気揚々と数え始めたのに、結論は「たいして変わってなかった」でした。…しょぼすぎる。記事としてもオチが弱いです(笑)。でも、これが実際のところなんです。

生活水準を上げた人を否定したいわけでもないです。うちはたまたまこうだった、という一例です。

ななしさんの「給料は全部使っていい」がとんでもない

きっかけになったななしさんの記事に話を戻します。いろいろ書かれているんですが、いちばん驚いたのはこれでした。

入ってきた給料は全部使い切っていい、と奥さんに伝えた。

これ、とんでもないなと思ったんですよ。

うちがやっているのは、買うものを1個ずつ判断することです。海苔を800円にするか、マットレスに8万円出すか。個別の決裁を延々とやっている。決めるのは毎回自分です。

ななしさんがやったのはそこじゃなくて、ルールそのものの変更でした。給料は使い切っていい、と最初に決めてしまえば、個別の判断は全部消える。あと、これを言われた側の気持ちを考えると、たぶん効果がでかい。

うちのルールは新卒で一人暮らしを始めたころから、たぶん一度も変わっていません。海苔を800円にしたのだって、ルールの範囲内で数字をいじっただけです。変えたのは中身で、器は触っていない。

そのくらいの思い切りが、我が家にも必要なのかもしれないですね。まだ踏ん切りはついていないんですが。

まとめ

  • 資産形成の序盤は固定費削減。ここは一巡すると終わる
  • そのあと我が家が課金したのは、ルンバ・ドラム式・高い海苔とだし醤油・マットレス・枕・リカバリーウェア・無煙焼肉器
  • 食材以外はどれも「資産が増えたから」ではなく「必要だから」買っていた
  • 食材だけは例外。ここは余裕が出たから上げた。ただし上がった額は海苔1パックで500円
  • 買えなかったものの理由も、お金ではなく部屋の広さや時間だった

「いくら貯まったら買っていいか」を考えているなら、先に「これ、本当に止めているのはお金か?」を確かめたほうが早いかもしれません。部屋が狭いだけなら、貯めても解決しないので。

もう一つ、すぐ試せるほうも書いておきます。今の生活で毎日使っているもののうち、単価が一番安いものを3倍にしてみる。海苔でも醤油でも米でもいいです。+500円なら手が止まらないので、いちばん安く回せる実験だと思います。

みなさんが「資産が増えてから買ったもの」は何ですか? よかったらXで教えてください。うちよりおもしろい答えが出てくる気がしています。

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