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実家の固定費を見直したら年14万円浮いた|隠れオプションの探し方

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この記事で伝えたいこと

  • 実家の固定費は「紙の請求」と「WEB明細」の分散によるブラックボックスになりやすい点
  • 月数百円のオプションや手数料を年換算・家族単位で見直すことによる絶大な節約効果
  • 親のプライドを傷つけずに契約書とログイン情報を引き出して見直す3つの手順

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

義実家に帰省したとき、テーブルの上から見つけた1枚の請求書がすべての始まりでした。

auひかりのインターネット料金、7,400円

普通は光回線の契約なんて、月4~5,000円程度。なぜ実家はここまで払っているのか、頭の中に疑問符が浮かびました。

そこから契約内容を調べてみたところ、不要なオプションや謎の手数料が次々と見つかりました。スマホの契約も含めて見直したところ、世帯合計で月額11,500円、年間で約14万円もの無駄を削ることができました。

今回は、高齢の親が知らないうちに加入させられている「通信費の無駄」の探し方と、その具体的な見直しの流れを共有します。

この記事で分かること

  • 実家の請求書に潜む「見えないオプション」と、請求が2社に分かれる仕組み
  • 紙の請求書を発行し続けるだけで取られる「チリツモ手数料」
  • 家族で協力してスムーズに通信費を格安プランへ切り替える方法

親が気付けなかった「KDDI」と「BIGLOBE」の分散請求

なぜ、実家の両親は月7,400円もの請求に気付けなかったんでしょうか。

実家が契約していたのは「auひかり」でした。回線はKDDI、プロバイダはBIGLOBE。この時点でもう、窓口が2つに分かれています。

そして請求は「紙で届く(KDDI)」、明細の中身は「WEBでしか見られない(BIGLOBE)」。ここが分かれていたのが最大の原因でした。

両親の手元に毎月届いていたのは、KDDIからの「まとめて請求」の紙だけです。親としては「この紙に書いてある金額がネット代のすべて」と思い込んでいたんですよね。しかし、その金額が何で構成されているかは、BIGLOBE側のWEB会員ページに入らないと分かりません。そして、そこには郵送されてこない「不要なオプション」がぎっしり詰まっていました。

【実家のネット回線 月7,400円の中身】
├─ 回線・プロバイダの基本料金:約4,500円(これは適正)
├─ BIGLOBEの謎のオプション4点:約2,200円 ← WEBでしか見られない
└─ 紙の請求書・振込の手数料:700円 ← 払う必要なし

紙の請求書だけを見て安心していると、WEB側の明細で発生している追加課金に全く気付けなくなります。この「請求の分散」こそが、実家の固定費がブラックボックス化する最大の原因でした。


WEB明細に隠れていた「謎のオプション」4点セット

中身を確かめるために、まずは親に少し頑張ってもらって、昔の契約書からBIGLOBEのログインIDとパスワードを探し出しました。

何とかログインして料金明細を確認したところ、基本の回線料金プラン自体は最新の「約4,500円」だったんです。問題は、その下にぶら下がっていた以下のオプション群でした。

  • 個人賠償責任保険:月500円
  • インターネット接続端末の破損保険:月700円
  • 割引クーポンセット:月500円
  • その他生活サポート系のオプション:月500円

合計で毎月2,200円ほど、全く使っていないオプションにお金を払い続けていたことになります。

両親に「これ何に使ってるの?」と聞いても、「何のために入っているのか全然わからない」とのことでした(うーん、これは酷い…笑)。契約した当時の担当者に勧められるがまま、よく分からずに加入して、そのまま忘れ去られていたんでしょう。高齢者に不要なオプションをセットで加入させてお金を取り続ける仕組みは、本当に困ったものです。


紙の請求書を続けるだけで、毎月700円取られていた

次に、手元に届いていたKDDI側の請求書もよく見てみました。ここにも地味ながら見逃せない無駄がありました。

  • 請求書発行手数料:月400円
  • 銀行振込(窓口支払い)手数料:月300円

合計で毎月700円の手数料を支払っていました。「月700円くらいなら、よくわからないけど払い続けてもいいか」と思ってしまう親の気持ちも分からなくはありません。

でも、1年間に直すと700円 × 12ヶ月 = 8,400円です。 これだけのお金があれば、孫が欲しがっているピカチュウのぬいぐるみが余裕で買えちゃいます。そう考えると、一刻も早く口座振替やクレジットカード払いに切り替え、WEB明細へ移行すべきだと思いました。


auスマートパスと、祖母の「月9,000円スマホ」

ネット回線の見直しをきっかけに、両親と祖母のスマホの契約状況も見せてもらいました。やはり、ここにも無駄な契約が潜んでいました。

まずは、両親の契約に入っていた「auスマートパス」(月300円×2名分=月600円)。契約時に「最初の数ヶ月は無料だから」と言われて加入し、そのまま解約するのを忘れていた典型例です。これも年間7,200円の無駄になります。

そしてもう一つは、別居している祖母のスマホ代でした。ほとんど自宅から出ず、通話と最低限のLINEしか使わないにもかかわらず、ソフトバンクに毎月9,000円近くを支払っていたんですよね。

もちろん、高齢の親世代には「店舗での対面サポート」が必要な場合もあります。ただ、私の両親はすでに格安SIMを導入していて、何かあっても私や同居の義兄が代わりにサポートできる体制があります。祖母の生活環境を考えても、月9,000円は明らかに行き過ぎでした。

相談の結果、祖母の回線も月1,000円程度で使える格安プランへ乗り換えることにしました。これだけで、毎月8,000円(年間約9.6万円)の負担が浮いちゃいます


実家の見直し効果まとめ

今回の見直しによって、削減できた月額費用と年間効果を表にまとめました。

見直し項目 見直し前 見直し後 削減効果(月額) 年間削減効果
ネット回線オプション (BIGLOBE) 約2,200円 (※1) 0円 2,200円 26,400円
紙の請求書・振込手数料 (KDDI) 700円 0円 700円 8,400円
auスマートパス (両親分) 600円 0円 600円 7,200円
スマホプラン (祖母分) 9,000円 1,000円 8,000円 96,000円
【合計】 12,500円 1,000円 11,500円 138,000円
  • ※1: 基本料金プラン(約4,500円)は変更せず、不要なオプション代のみを削りました。

月額11,500円の節約は、年に直すと約14万円です。これだけ浮けば、両親と私たち家族で一緒に少し贅沢な温泉旅行へ行くこともできます。


実家の固定費を穏便に見直すための3つの手順

最初に白状しておきます。私、請求書を見てから動き出すまで、しばらくフリーズしてました。

だって、ここは義実家なんですよ。自分の親じゃない。相場より高いのは一目で分かったけど、「その契約おかしいですよ」って面と向かって言うの、めちゃくちゃ嫌だったんですよね。どう切り出したものかと、ずっと考えてました。

背中を押したのは、結局は数字です。相場が月4,000円台で、払っているのが7,400円。差は月3,000円弱。1年で3万5,000円です。年3万5,000円が黙って溶けていってるなら、私の気まずさなんて優先してる場合じゃない。

割り切って、正面から頼みました。「IDとパスワード、見せてもらえませんか」と。

義両親は気を使って「いいよ」と即答してくれました。ただ、これは日頃の関係があったから通っただけです。相手がまだ働いていたり、忙しかったりしたら、この一言はもっと重いと思います。

その上で、実際にやってみて分かった手順を整理しました。

STEP 1:帰省時に「紙の請求書」を1枚見せてもらう

帰省した際、郵便物の束やテーブルの上に置いてある請求書をきっかけにするのが自然です。「最近、紙の請求書って手数料かかるようになったらしいよ。ちょっと見せて?」と、世間のニュースを借りて切り出すとスムーズです。

STEP 2:ID・パスワードを一緒に探してWEB明細に入る

紙の請求書で「まとめて請求」などの項目があったら、WEB明細の確認が必要です。IDやパスワードが書かれた契約書類を「一緒に探す」という姿勢で手伝うと、親も嫌がりません。

でも、ここが最初の山でした。契約当時の書類の束からIDとパスワードを掘り出して、KDDI側の紙の請求書も引っ張り出してもらって。その日はほとんどこれで溶けました。ログインできたら、料金の内訳から「保険」や「サポート」といった不要なオプションを洗い出します。

STEP 3:手数料をゼロにし、利用実態に合ったプランへ移行する

例えば、支払い方法を銀行振込からクレジットカード払いに切り替え、紙の請求書を停止します。また、ほとんどデータ通信を使っていない場合は、現在使っているキャリアの格安プランや格安SIMへの移行を提案します。設定や手続きは、時間のあるときに子供側がすべて引き受けてあげるのが完遂の秘訣です。

最大の誤算:手続きは1日じゃ終わらない

「このプランはさすがにまずい、変えた方がいい」。ここまでは、明細を開いた日のうちに分かりました。義両親も「変えていいよ」と言ってくれた。

問題はそこからです。実際の申請が、とにかく面倒でした。

auとKDDIとBIGLOBE。どこに何を申し込めば、どの契約が動くのか。この絡まった糸を解きほぐすだけで一苦労で、1日じゃ全然終わりませんでした。結局、2〜3日に分けて、1回2時間くらいずつ。

これ、たまたま私が育休中だったからできたんですよね。ふらっと日帰りで帰省するとか、土日だけ滞在するとかだと、正直かなり厳しいと思います。平日の日中しか受け付けてくれない手続きが混ざってくるので。

だから、実家の見直しをやるなら「請求書を見る日」と「手続きをする日」は分けて考えたほうがいいです。1回の帰省で全部終わらせようとすると、たぶん心が折れます。


まとめ

実家の固定費見直しは、単なるお金の節約ではありません。将来、親がさらに歳をとってインフレが進んだときに、家計を守るための大切な防衛線になります。

世の中のサービスは、放っておくと自動的にお金が引かれ続ける仕組みばかりです。

少し面倒かもしれませんが、子供が少しだけ手を差し伸べることで、親の家計は劇的に軽くなります。まぁおせっかいと煙たがられることも多いんですけどね...

次の帰省のタイミングで、まずは実家のテーブルに置いてある請求書を1枚見せてもらうことから始めてみませんか。

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