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【LIFIREアップデート】配当機能とモンテカルロ高精度モードを追加しました

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この記事で伝えたいこと

ライフプランシミュレーターLIFIREに3つの機能を追加しました。配当を試算に組み込める配当タイプ、モンテカルロを2,000回で回す高精度モード、大学無償化の内訳が見える教育費のツールチップ。地味ですが、どれも使っていて困った部分を直したものです。

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

LIFIREの開発、地味にずっと続いています。今回は機能アップデートの報告回です。

配当がある銘柄を持ってるんですが、試算にどう反映すればいいですか?

サイドメニューの「ご意見・不具合の報告」に、こんな声が届きました。今回のきっかけのひとつです。

派手な新機能ではなく、困っていた部分を直すアップデートを3つ入れました。

配当を試算に組み込めるようにしました

LIFIREの臨時収入設定パネル。種別で「配当」を選び継続を指定。口座区分は課税口座(特定・一般)を選択中で、配当金額(年額・税引前)120万円、上昇率1%、開始45歳1月、終了50歳12月と設定されている。下部に「額面100,000円→源泉税(20.315%)20,315円→手取り79,685円」の計算根拠が表示されている

届いた声は1件だけです。「配当収入を試算に入れたい」。

臨時収入の枠はあったんですが、毎年決まったタイミングで入る配当を表現するには、ちょっと苦しい作りでした。高配当投資を推進する方からすると、普通に困る要望だったので直しました。

臨時収入に「配当」タイプを新設しました。金額と上昇率(毎年何%ずつ増えるか)を設定すれば配当込みで試算できます。

口座区分(課税口座/NISA・非課税口座)にも対応しました。

入力時の注意点は2つです。

  • 税引前の年額で入力:源泉徴収20.315%を控除した手取りを現金収入として計上する仕組みで、課税所得・社会保険料には算入されません。
  • 投資タブとの二重計上に注意:期待リターンは値上がり益+配当のトータルリターンです。別枠で登録するなら、期待リターンから配当利回り(税引前)を引いた方がベター。
投資タブの期待リターン 臨時収入の配当欄
変更前 外国株式 7.0%
変更後 外国株式 5.5% 配当利回り1.5%ぶんの年額

配当まわりは、今後さらに扱いが変わるかもしれません。検討中は2つです。

  • 投資タブ側で配当利回りを設定できるようにする:実現すれば期待リターンの手動調整が不要になり、相場下落時の配当減も再現できます。
  • 配当の手取りをグラフで独立した系列として表示する

正直、配当まわりはまだ手を入れたい所だらけです。

入力手順はマニュアルの配当の項にまとめました。

モンテカルロを2,000回で回せるようにしました

モンテカルロ分析(500回)の結果画面。FIRE成功確率82%、枯渇年齢の中央値73歳。左上に「高精度で再実行(2,000回)」ボタン

LIFIREのモンテカルロ分析(お金が尽きる確率を計算する機能)は、既定500回の試行で結果を出します。

ただ、モンテカルロは毎回ちがう乱数の並びで相場を作ります。同じ前提で実行しても、そのたびに数字が少し動きます。

実行するたびに、確率が72%と76%を行き来するのは、バグではなく仕様です。

試行回数を増やすほどブレは小さくなりますが、そのぶん重くなります。目安はこちらです。

試行回数 使われる場面 お金が尽きる確率のブレ幅
300回 感度分析(FIRE年齢ごとの達成確率) ±5pt程度
500回 モンテカルロ分析の初期値 ±4pt程度
2,000回 高精度モード ±2pt程度

300回は5パターン分まとめて計算するため、ブレは大きめに出ます。

今回、既定の500回に加えて、2,000回で再実行できる高精度モードを追加しました。結果画面の左上にあるボタンを押すだけです。

試行回数が増える分、お金が尽きる確率の推定はより安定します

そのぶん計算は重くなっちゃうので、1分ほど待つ必要はあります(コーヒーを淹れてくるくらいの時間です。笑)。

実はこの機能、暴落テストの検証記事を書くために先に作ったものです。

仕組みはマニュアルのモンテカルロ分析ページにまとめています。

大学無償化の内訳が見えるようにしました

LIFIREの教育タブ「生涯教育費用推計」。54歳時点のツールチップに、子3人ぶんの教育費と並んで「多子世帯授業料減免: -70万円」が表示されている

三つ目は、子ども3人でFIREできるかを検証した記事でも触れた多子世帯の大学無償化まわりです。

この制度、条件が「扶養している子が3人以上いる期間に在学していること」という分かりにくい作りなんですよね。

試算には前から反映していても、結果の金額だけでは理由が伝わりにくいという課題がありました。

その記事で検証した8歳・4歳・3歳のモデルケースだと、こうなります。

青が減免あり、オレンジがなしです。第1子の卒業で扶養が2人に落ちた同じ年に、第2子が大学へ入ります。

1年もずれていません。取り逃す金額がいくらになるかは、上の記事で検証しています。

そこで、教育費のプレビュー画面に、減免の内訳を確認できるツールチップを追加しました。

特定の年にカーソルを合わせると、減免が効いているかどうかが分かります。

グラフだけでは伝わらなかった「なぜこの金額なのか」が、これで追えます。

LIFIREでは、計算結果に必ず根拠を示すことを大事にしています。ブラックボックスの数字は信用できないですからね。今回のツールチップも、その延長です。

画面の場所はマニュアルの多子世帯の無償化の項で確認できます。

まとめ

LIFIREのサイドメニュー。「使い方マニュアル」「ご意見・不具合の報告」「設定」が縦に並び、「ご意見・不具合の報告」が枠で囲まれている(ダークテーマ)

配当・モンテカルロの高精度モード・大学無償化のツールチップ。今回は3つとも、派手さより「困っていた部分を直す」アップデートです。

気になる点や、こんな機能が欲しければ、サイドメニューのご意見・不具合の報告からどうぞ。

匿名で大丈夫です。使っていて気になったところだけで十分です。

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LIFIREは投資助言・金融商品の勧誘を目的としたものではありません。表示される結果は、入力された前提に基づく一般的な試算であり、将来の運用成果・税制・社会保障制度を保証するものではありません。実際の投資判断・資産形成は、ご自身の責任において、必要に応じて税理士・ファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談のうえ行ってください。

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