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FIREシミュレーター「LIFIRE」のベータ版を公開しました。壊してくれる人を探しています

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この記事で伝えたいこと

育休中に作っていたFIRE・ライフプランシミュレーターに、LIFIRE(ライファイア)という名前をつけて公開しました。無料・登録不要で、入力した内容は端末の中にだけ保存されます。この記事は機能紹介ではなく、なぜ作ったのか、自分の数字を入れて何が分かったのかの記録です。

LIFIREを試してみる

自分の数字が知りたくて、作りました

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

育休に入るときの記事で「シミュレーターを作っている」と書きました。あれ、まだ作ってました。半年かけて、やっと人に見せられる形になったので公開します。

きっかけは単純で、自分のライフプランを精緻に考えたかったからです。2人目の子どもが実際に産まれたら、私は何歳で仕事を辞められるのか。Financial Teacher や FPUniv といった無料のライフプランシミュレーターに数字を入れてみたんですが、どれもピンとこなかったんですよね。

オルカンの譲渡益税が入っていない。育休中の社会保険料も入っていない。株価が悪い順番で動いたらどうなるか(モンテカルロシミュレーション)も試せない。

じゃあExcelで、と思って作ったこともあります。速攻で挫折しました。住民税は前年の所得で決まるので、会社を辞めた翌年の請求だけ時間軸がズレるんです。この1年のズレを表計算で追いかけるのは、私には無理でした。

それで結局、自分用のアプリを作ることにしました。遠回りですね。笑

何を計算しているか

「日本の制度を全部入れました」と言っても伝わらないので、計算に入れているものを表にしておきます。

計算に入れているもの 具体的に
税金 所得税・住民税・譲渡益税・退職金の課税・iDeCoや住宅ローン控除の還付
社会保険 会社員時代の社保、退職後の国民健康保険・国民年金、扶養の切り替え
年金 受給開始年齢の繰上げ・繰下げ、遺族年金
子ども 児童手当、教育費(進路別)、扶養控除
住まい 住宅ローン、繰上返済、固定資産税、賃貸の更新料

これを年単位ではなく月単位で回しています。年単位にまるめると、さっきの住民税のズレも、退職した月によって変わる社会保険料も消えてしまうので。

入力すると、税金と社会保険料と生活費を引いたあとの、手取りベースの資産推移が出ます。

LIFIREの資産推移予測(手取りベース)。36歳時点の期末残高・年収・税社保・実質支出・年間収支をツールチップで表示

この記事の画像について

載せているグラフは、すべて架空の入力値で回したサンプルです。私の資産状況ではありません。

このほかにも、FIREする年齢を2年ずらしたら成功率がどう変わるかを比べる機能や、辞めた直後に4割の暴落が来るシナリオを試す機能もあるんですが、詳細は割愛します。計算の考え方も含めてマニュアルに書いたので、気になる方はそちらで。

自分の数字を入れて、分かったこと

作っている途中から、ずっと自分の家計を入れて眺めていました。

一番面白かったのは成功率です。LIFIREは、相場の変動パターンを500回試して、その計画が最後まで資産の持つ確率を出します。相場は毎年きれいに平均リターンでは上がってくれないので、良い年と悪い年の順番まで含めて試すわけです。私の計画の成功率も出ました。数字は内緒ですが、平均リターンで引いた1本線を眺めていた頃より、だいぶ覚悟が決まりました。

LIFIREのモンテカルロ分析結果(500回試行のFIRE成功確率と資産推移の確率分布)

想定外だったのは保険です。

必要保障額の診断という機能があります。私が何歳で亡くなっても、その先で家族の資産が尽きないかを全年齢分計算するものです。そもそもこの機能、2人目が生まれるのをきっかけに、生命保険を全部見直そうと思って作ったんです。

で、実際に自分の数字を入れて回したら、見直す必要なし、という結論が出ました。作った動機がなくなりました。笑

LIFIREの必要保障額診断(死亡年齢別の必要保障額グラフ)

ここはまだ画面の作りも詰め切れていない試作品です。診断の前提もマニュアルに書いてあるので、鵜呑みにはしないでください。

「子どもが3人いたら」を試して、抜けを見つけました

最近は、3人目がいたら家計はどうなるんだろう、というのをLIFIREで探り始めています。まだ探っているだけの段階ですが。

それで教育費のあたりを眺めていて、気づいてしまいました。2025年度から、子どもを3人以上扶養している世帯は、所得制限なしで大学の授業料が無償になる制度が始まっています。しかもこの制度、上の子が就職して扶養から外れると、下の子が大学在学中でも支援が切れるという、なかなかの落とし穴つきです。

LIFIREは、これをまだ計算に入れていません。気づいた日にバックログへ積んで、いま直しています。この記事が出る頃には反映済みのはずです。

念のために書いておくと、テストをサボっているわけではないんです。自分の将来を占うシステムなので、そこは本業レベルでがっつりやりました。2,600件以上のテストケースを全部消化させてます。笑

それでも、こういう抜けが出ます。本気で検証できたのは、結局のところ我が家の前提の周りだけでした。子どもが4人いる家庭、住宅ローンを組んで持ち家に住んでいる方、自営業の方、すでにFIRE済みの方。私の想定していない入り方をされたとき、まだ何か埋まっていると思っています。

ベータ版なので、おかしかったら教えてほしいです

というわけで、正式版の前にベータ版として公開します。

バグ探しをお願いしたいわけではありません。他人のツールの検品なんて、頼まれても困りますよね。私も困ります。笑

あなたが自分の数字を入れて「あれ、これおかしくない?」と引っかかったら、こちらのフォームかアプリ内のリンクから投げてもらえると助かります。匿名で大丈夫です。使っていて変だと思ったところだけで、十分です

ひとつだけ注文をつけると、触るならパソコンがおすすめです。スマホでも動きますが、キャッシュフロー表が横に長いので、数字の粗を見つけるには広い画面のほうが圧倒的に楽です。

あと、年収や資産をWebに入れるのは身構えますよね。私も他人のツールには入れたくないです。LIFIREは、入力した内容を端末のブラウザの中にだけ保存していて、サーバーには送っていません。会員登録もないので、預ける先がそもそもないです。裏返すと、ブラウザのデータを消すと入力も消えます。そこだけ注意してください。

最初の入力は1画面です

生年月、配偶者、子どもの数と年齢、年収、資産、生活費、住まい。全部で13項目、ぜんぶ初期値が入っています。自分と違うところだけ直せば始められます。細かい住宅ローンや教育費は、土台ができてから詰めれば大丈夫です。

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免責事項

LIFIREは投資助言・金融商品の勧誘を目的としたものではありません。表示される結果は、入力された前提に基づく一般的な試算であり、将来の運用成果・税制・社会保障制度を保証するものではありません。実際の投資判断・資産形成は、ご自身の責任において、必要に応じて税理士・ファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談のうえ行ってください。

入力データの取り扱いについてはプライバシーポリシーをご確認ください。


最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。

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