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オルカン投資は成功だったか?インデックス投資を続けてきた私の答え
この記事で伝えたいこと
インデックス投資を続けてきて、「自分の投資は成功だったか」と聞かれたら、私の答えは「成功」です。市場平均に勝ったからではなく、お金が増えて、他人の爆益を見て悔しくなっても方針を変えずに済んで、そのお金を家族との経験に変えられているからです。運用成績の検証ではなく、私が何をもって成功と言っているのかの話をします。
こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
「インデックス投資家は、何をもって投資に成功したと言うんだろう?」
難しい問いに見えます。でも自分のことを聞かれた瞬間、答えはかなり雑でした。
いや、めっちゃ成功してんじゃないかな。
少なくとも私はそう思っています。
この問いは、久しぶりに「投資のメンタル」の話を書きたくなってChatGPTと壁打ちしていたときに投げられたものです。
先に断っておくと、この記事は運用成績の検証ではありません。何%増えたとか、オルカンとS&P500のどちらが強いとか、そういう数字は一つも出てきません。ちなみに、ここでいうオルカンは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のこと。商品の解説でもなく、それを含むインデックス投資を続けてきた自分の話です。
何をもって成功だと思っているのか。市場平均に勝ったわけでも、底値で買って天井で売ったわけでもありません。あらためて考えてみると、自分の中では「投資の成功」をいくつか別のものとして見ていることに気づきました。
インデックス投資でお金が増えた。それだけでも普通に成功
変にきれいな話にする前に、まずこれです。
投資をしなかった場合より、お金が増えた。だから成功。
私は投資を始めたころ、毎月数万円くらいを積み立てていました。その後、本格的に投資額を増やした時期があって、当時は「3,000万円くらい欲しいな」「アッパーマス層くらいになれたらいいな」と考えていた記憶があります。
今振り返ると、かなり分かりやすい目標でした。資産額そのものがゴールだったんですよね。
今回この話をするために昔のことを思い返していたら、自分の投資元本を正確には把握していないことにも気づきました。毎月いくら積み立てて、途中でどれだけ増額したのか、まともに記録を残していない。仮にも金融のブログを書いている人間として、我ながらどうかと思います(笑)
それでも、これまで入金してきた感覚と今の評価額を並べれば、投資をしてこなかった場合より金融資産が大きく増えたことは分かります。含み益だって、今たまたま売っていないだけです。必要になれば売ればいい。
なので、ここはあまり難しく考えていません。お金を増やすために始めた投資で、お金が増えた。それだけで十分成功だと思っています。
ただし、昔と今ではゴールが変わりました。
もし資産額だけがゴールなら、昔決めた金額をゴールにして、そこで「はい、投資は終了」でもよかったはずです。でも実際にはそうなりませんでした。目標額を追いかけているうちに、いつの間にか「そのお金で何をしたいのか」の方が大きくなっていたんだと思います。
資産額は、ゴールではなく、手段になっていました。
「半導体ならもっと増やせた」は、オルカンを選んだ時点で諦めた
投資をしていると、「もっと増やせた」はいくらでも出てきますよね。
半導体が上がれば「買っておけばよかったな」と思うし、個別株や暗号資産で大きく増やした人を見ることもあります。
悔しくないのかと言われたら、普通に悔しいです。めちゃくちゃ悔しい。
でも、上がった後なら何とでも言えるんですよね。同じように注目されて、その後大きく下がったものもあります。その中から事前に当たりだけを選べるかと言われると、私には分かりません。
だから、そもそもその勝負をしないためにオルカンを買っています。
「あれを買っていればもっと儲かった」で、投資方針を変えないためのオルカンでもある。
これが、今回しゃべっていて一番しっくりきました。
インデックス投資をしている以上、誰かの爆益にはほぼ確実に負けます。今年一番上がった銘柄を持っている人にも勝てません。でも、そこを成功条件にしてしまったら、世界中の勝者を探して永遠に負けた気分になるだけです。
他人の爆益を見ても何も感じない境地には、まだ全然たどり着いていません。悔しいものは悔しい。ただ、その感情を理由に投資方針まで変えない。私にとっては、そこを切り離せることの方が大事でした。
私は以前、相場が好調でもインデックス投資を利確しない理由を書きました。あのころから結局やっていることはあまり変わっていません。
逆に「もっとリターンが欲しい」と考え始めると、レバレッジのような選択肢も見えてきます。でも、リターンを上げるために取るリスクが本当に割に合うのかは別の話です。
明日50%下がったら失敗なのか
ちなみに、明日株価が50%下がったら「これまでの投資は失敗だった」と思うか。これも考えてみましたが、たぶん思いません。
今はまだ働いていますし、生活に必要な現金も別に持っています。FIREが遠のくなら、回復するまで働けばいい。むしろ追加で買いたくなると思います。
ただ、これは裏を返せば、働けているから、現金があるからそう言えているだけでもあります。インデックス投資を続けられる余裕は、投資そのものではなく、労働収入と現金のクッションとセットでしか成り立っていない。 そこは正直に書いておきます。
暴落は普通に怖いです。今日の株価だけで、これまでの投資の成功・失敗を判定していないというだけの話でしかありません。
では、どうなっていたら失敗だったのか
増えたから成功と言うからには、増えていても失敗と呼ぶ場合がないとフェアじゃないと思っています。考えてみると、私にとってはこの2つなんですよね。
一つは、生活を削ってまで積み立てていた場合。今の暮らしを我慢して数字だけを積み上げていたら、資産が増えても「何のためにやったんだろう」となったはずです。
もう一つは、下げ相場で耐えられずに売っていた場合。相場が大きく荒れた場面でも、私は売らずに持ち続けました。ここで投げていたら、増えた減った以前に、自分で決めた方針を守れなかったという意味で失敗です。
生活を壊さず、方針を守ったうえで増えた。だから成功。
順番としては、増えたことより先にこっちが来ます。
増えたお金を、最後は自分たちの時間に変えたい
もう一つ、話していてはっきりしたことがあります。
含み益は成果なのかと聞かれたら、私は普通に「成果でしょ」と思います。売っていないから無意味、とは思いません。今は使う必要がないから持っているだけです。
実際、数年前に車を買ったときは、投資していたお金を売って支払いに使いました。そこに「せっかく育てた資産を崩したくない」という抵抗はあまりなかったです。
必要なときに使うためのお金ですからね。
子どものものを買ったり、家族で旅行したり、スキーに行ったりするのも同じです。数字だけ増えても、それだけでは生活は何も変わりません。
今年、家族でスキー旅行に行きました。少しぜいたくな旅行でしたが、子どもがめちゃくちゃ楽しんでいたんです。
4歳の記憶なんてすぐ揮発するだろうと思っていたのに、半年たってもそのスキーのことを覚えている。
ああ、やっぱり行ってよかったなと思いました。
投資をしていなくても行けたかもしれません。でも、お金の心配を減らして、こういうところで迷わず使える余裕を作ってくれたのは、資産形成を続けてきた成果の一つだと思っています。
そして、その一番大きな使い道がFIREです。
私にとってFIREは、仕事を辞めること自体が目的ではありません。お金を時間に変えて、自分や家族に使える時間を増やすことです。
旅行なら数日、車なら何年かの生活を変えてくれます。FIREで買いたいのは、もっと長い単位の時間です。今の会社を離れるのか、働き方を変えるのかはそのとき考えればいい。選べる状態を作ること自体に意味があると思っています。
以前も「経済的自由」と「早期リタイア」は分けて考えた方がいいと書きました。今もこの考えは変わっていません。
だから、自分の投資は成功だったと思う
最初の質問に戻ります。
「自分の投資は成功だったか?」
私の答えは、やっぱり成功だったです。
生活を壊さずに続けられて、お金が増えた。もっと儲けた誰かを見て悔しくなっても、それで方針を変えずに済んでいる。そして必要なときには、そのお金を車や旅行や家族との経験に変えられる。これからは、もっと大きく「時間」に変えていきたい。
最高のリターンは取れていません。これから大暴落が来るかもしれません。
それでも、今のところ自分が投資に求めていたものはかなり手に入っています。
投資の成功は、誰かに勝ったかではなく、自分が何のために投資したかで決めればいい。 少なくとも、私はそう考えています。
あなたなら、何が起きたら「自分の投資は成功だった」と言えますか?
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