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新生児期が終わって思うこと。1人目の時と違い、2人目の育休は意外と暇かもしれない
2人目の育休が始まって1ヶ月。「あれ、意外と暇じゃない?」というのが率直な感想です。 夫婦で1日合わせて「8時間の余白」が生まれていることに気づきましたが、これを理由にフルタイム復帰を考えるのは、家庭を崩壊させる「罠」でした。
こんにちは、まさ@金育SEです。
2人目の子どもが生まれ、夫婦で育児休業を取得して1ヶ月が経ちました。 最初の1ヶ月である「新生児」という期間は、良くも悪くも嵐のように過ぎ去るものだと思っていました。 生まれてすぐの赤ちゃんは、自分が生きていることも覚えていないような状態で、泣きすらしない時間も多いものです。
ところが、魔の3週間を過ぎると「私...今生きてる!!」と気づいたように泣き始めます。 それでも、なぜか1人目の時のような「絶望的なまでの疲労感」はありません。
なぜでしょうか。それは、私たち親も成長しているからです。
1人目と2人目の決定的な違い。なぜ「暇」が生まれるのか
1人目の時は、初めての夜泣きに狼狽え、どうすればいいか分からず夫婦で右往左往していました。 しかし今回は違います。3時間おきのミルクや寝かしつけのルーチンを淡々とこなせるようになっており、環境の変化に合わせて親自身も成長していることを実感しています。
そして、大きな変化は「体制」です。 1人目の時は完全ミルク育児だったこともあり夫婦で睡眠を確保するために「夜勤シフト制(8時間ずつ交代)」を敷いていました。2人目は母乳で育てたいという思いと上の子の生活リズムを守るため、「役割分担」へと移行しました。 夫(私)が上の子のケアと家事全般を担当し、妻が下の子(新生児)の授乳にかかりきりになるという形です。
上の子が保育園に行っている日中の時間帯、新生児は基本的に寝ていることが多いです。 そのため、家事さえ終わらせてしまえば、驚くほどの「余白」が生まれます。
こうして夫婦で役割を分けることで、それぞれのタスクの合間にポッカリと時間が空くようになりました。 体感として、夫婦それぞれに1日約4時間の「細切れの自由時間」が発生していました。 2人合わせれば8時間です。
理論上は、これだけ時間があれば「1人が残業なしのフルタイムで働ける」状態です。
「8時間あるなら働ける」というフルタイム復帰の罠
ここで、ロジカルに考えると、こう思っちゃいがちです。 - 「収入を減らしてまで休む必要はないのでは?」 - 「1人がフルタイムに戻っても、もう1人がいれば家事も育児も回るのでは?」
しかし、これは大きな罠です。 この「8時間の余白」を労働に売り渡した瞬間、家庭から「バッファ(余裕)」が消滅します。
もし1人がフルタイムに戻ったとして、突発的な事態が起きたらどうなるでしょうか。
- 上の子が不機嫌になって泣き叫び登園拒否
- 保育園で急な体調不良をもらってくる
- 夜泣きが酷くて親が寝不足になる
余裕がない状態では、これらのトラブルを吸収できず、家庭運営が一気に「激務」へと変貌します。 育休の目的は「労働できないから休む」のではなく、「バッファを保ち、家庭の基盤を安定させるため」に他なりません。
日本の育休制度は「バッファ確保」のコスパが良い
さらに、投資家的な視点で見ても、新生児期間(産後8週間)の育休取得は非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。 というのも、日本の育休制度では最初の半年間(または産後パパ育休期間)は給与の67%が支給されますが、社会保険料が免除されるため、実質的な手取りは休業前の約8割1を維持できるからです。
たった2割の手取り減少で、これだけ強力な「家庭のバッファ」と「子供のメンタルケア」ができるのであれば、これほど割の良い投資はありません。
家庭の余裕が生きた「長男の発熱」
実際に、長男が発熱して5日間寝込んだときは大変でした。 新生児にうつったら一大事なので、家庭内で徹底的な隔離を行いました。
仮に私が仕事に復帰していたとしたら、絶対に有給を取得して対応しますが、もしその日が「顧客への重要な提案」や「システムの公開日」と重なっていたら、どうすべきか少し悩んでしまったはずです。 夫婦ともに育休を取得し、十分なバッファがあったからこそ、仕事への未練や焦りを感じることなく、気兼ねなくお世話に専念できました。
そもそも論として「ワンオペ」はきつい
そもそもワンオペは2人目であってもしんどいです。
おとなしく寝てくれる日はとってもラクチンですが、一日中背中スイッチが発動し続ける日は地獄です。一歩も外出せずに、一日家の中を歩いてるだけなのに、1万歩歩いたり、10km歩いたりすることもあります。
ツイッターで教えてもらった『育児の百科』という本にこんな一節があります。
君は年々200人の母親が子殺しをすることを知っているか。彼女たちは簡単に「育児ノイローゼ」と言われるが、実は核家族時代の犠牲なのだ。
(中略)
父親が手伝わなかったら母親は背負いきれない。子殺しをした母親の多くが、育児に協力しない夫を持っていた。
昭和の時代の本ですら、「子殺し」という激烈なワードを使って表現するほど、二人で育てることが求めてます。ワンオペ放置はヨクナイ。
その8時間を何に「投資」したか?
では、その余白の時間を何に使ったのか。
私は主に、長男の心のケアと、家庭の基盤強化に投資しました。
上の子への特別感の演出
これまで両親の愛情を一心に受けてきた上の子にとって、急に「どっちか片方の人しか一緒にいてくれない」状況は大きなストレスです。言葉にできない不機嫌や、赤ちゃん返りならぬ「理由なき反抗」に繋がります。
そこで、長男の不安を解消するために以下の3つを実行しました。
長男のためにやったこと
- 個室お寿司:ちょっと良いお店で特別感を演出
- TDS(東京ディズニーシー):妻と長男の2人きりで水入らずのお出かけ
- レゴAI:YouTubeなどの動画からPDF手順書を自動生成
誕生日に合わせた個室お寿司やディズニーシーへのお出かけは、長男にとって「自分だけが特別扱いされている」という安心感に繋がったようです。 また、レゴAIの開発も行いました。長男のお気に入りのオリジナルレゴの組み立て手順を、YouTube動画などからAIに読み込ませてPDF化し、タブレットで見ながら作れる環境を構築しました。これで彼も、1人で集中して遊べる時間が増えました。
家庭の基盤強化(趣味開発や保険の見直し)
また、自分たちの将来のお金を見直すためのライフプランシミュレーターの開発や、家族構成の変化に伴う保険の「ゼロベース見直し」も進めました。
これらは、細切れとはいえ時間が確保できる育休中だからこそ完遂できたことです。 フルタイム勤務を続けながらでは、体力も精神的な余裕も枯渇し、検討することすらできなかったはずです。
数値上の「8時間」と、現実に立ちはだかる「細切れ」の壁
とはいえ、良いことばかりではありません。 4時間×2=8時間あるといっても、それは10分〜1時間単位で分断された「細切れ」の時間です。
エンジニアとして開発やブログの執筆に没頭したくても、細切れでは頭の切り替えの手間が大きすぎます。 「よし、やるぞ」とエディタを開いた瞬間に泣き声が聞こえる。 結局、まとまった思考ができず、スマホを眺めて時間を溶かしてしまうことも少なくありませんでした。
「育休中にあれもこれもやりたい」と思っていた計画の多くが、実はまだ手付かずのまま。 この「できそうでできない」感覚のめんどくささには、今も悩まされています。
来月こそ「細切れ」でもやりたいことをやりたい!
育休1ヶ月目は、なんやかんやグダグダ過ごしてしまいました。
新しい生活環境に適応するので精一杯だったから仕方ない。
とはいえ、来月は新生児から乳児へと成長します。少しずつ生活リズムも整ってくるはず。何より、そろそろ夜まとまって寝てくれる、かもしれない。きっと3か月目の突入時には寝てくれる...はず!笑
冷静に考えると、AIにタスク投げた後にシンキングタイムがあるので「細切れ」でもできそうなんですよね。スマホに逃げないというテーマを来月の課題としたいと思います。
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育児休業給付金には支給上限額(2026年時点でおよそ月額31万〜35万円付近)が設定されています。休業前の給与が高い場合、手取りが8割を大きく下回ることがあります。実際に私のケースでも、上限に引っかかりそれなりに低い水準となっています。 ↩


